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谷澤 千尋

2016/01/22

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このサウンドはD'angelo+ペトロールズ、The ray mann three

オーストラリアのソウル・ロックバンド、The ray mann three。
ネオソウルの帝王、ディアンジェロをこよなく愛し、そのムーディーな音楽をギターボーカル、ベース、ドラムスのみの3ピースの形態で再現しようというコンセプトらしい。

ペトロールズに似ている

こういった記事のタイトルに他のバンドの名前を冠するのは割と勇気のいることである。
”元〇〇のバンド××!”という形や”本人達が影響を公言しているバンドなどなら必然性を感じられるが、今回の場合のペトロールズの例は特にかなり関係が薄い。
元々のバンドのルーツにしてもペトロールズはカントリーだし、The ray mann threeは上に書いたようネオソウルからの影響が強い。

しかし不思議なことにその両バンドが出す音は非常に似ているのだ。
恐らくバンドが目指すポイントとに対して3ピースと言う形態を突き詰めていった結果、両者とも同じスタイルにいきついたのではないだろうか。


The Ray Mann Three - Sometimes


ペトロールズ - よなかのすうがく
こちらがペトロールズ、一応比較用に。

いかがだろうか、The Ray Mann Three。
ムーディーな雰囲気の一致という点はもちろんのこと、ベースとドラムスで作り出すミニマルなグルーブにギターとボーカルで大きな一つのメロディラインを作り出すという構成。
ペトロールズと同様の3ピースバンドならではの方法論であると思う。

また今回は自身をもっておススメが故に、ここ地下室TIMESでこのバンドを紹介するに当たってベストな見出しであると思ったというところもある。

 

ディアンジェロへのリスペクトと普遍性のある音楽

The Ray Mann Three、彼らの音楽を語るのにディアンジェロを外すことはできない。
一応ディアンジェロについてザックリと説明しておこう。

ディアンジェロ自身多くのアーティストに多大な影響を与えているいわゆるミュージシャンズ・ミュージシャンである。1995年にファーストアルバム「Brown Sugar」でデビューし、マーヴィン・ゲイやスティーヴィー・ワンダーの時代のソウル感覚とヒップホップ世代の感性を見事に融合させたニュークラシック・ソウル/ネオ・ソウルという一つのムーブメントを作り出し、数々のフォロワーを生み出した。そして2000年にセカンドアルバムである「Voodoo」を発表し、名実共にネオソウルを代表するアーティストとなった。
wikipedia - ディアンジェロより引用


D'Angelo - Send It On
コチラがディアンジェロの才能を不動のものとしたセカンドアルバムの名曲、Send it on。

2000年代以降の黒人音楽をルーツに持った音楽でムーディーなものの中に彼からの影響がないアーティストはいないと言っても過言ではないだろう。
ジャスティン・ティンバーレイクやアリシア・キーズがディアンジェロを絶賛するコメントを残したり、ここ日本でもかなりのミュージシャンが彼へのリスペクトを表明している。一般リスナーからはもちろんのこと、ミュージシャン
ズ・ミュージシャンでもあるのだ。

ディアンジェロの音楽性には様々な要素が絡んでおり、語りつくすことは難しいだろう。
さらに本人は「俺はソウルじゃねえ、ヒップホップだ!」と言ってる始末、彼の音楽を耳で理解するのは簡単だが、頭で理解しようと思うと非常に難しい。

話をThe ray mann threeに戻そう。
彼らの音楽は前情報ナシで聞いてもすぐにディアンジェロへのリスペクトがわかるほど影響を受けた音楽性であるが、それを3ピースバンドという形態にダウンサイジング(ポジティブな意味で)したことによって新たな様相を見せ始めた。


The Ray Mann Three - Hook Me Up

本人達が「ビートルズから全てを学んだ」と語るように時代や地理、ジャンルを問わない普遍性を獲得しているように感じる。
もっというと「誰にでもわかりやすい音楽」であると思う。

 
The ray mann threeはいかがだっただろうか。
Youtubeにて一番再生回数が多いものでも25000程度と、その実力に反してかなり知名度が低い。
そこらへんに関してはお節介だが、積極的に応援したくなるバンドである。

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