Cero ポップの為なら好き放題かよ
Ceroというバンドがいる。日本人だ。
バンド形式を取ってはいるが、ロックバンドというよりはポップ。
アングラな邦楽ロックを漁るのに疲れた一眼レフ女子の黒髪ボブをそっと撫ぜるようにポップ。
邦人にしか成せぬポップ。
とにかくポップ。
あれ?果たしてポップとは何かね。よくわからなくなってきた。ウヤムヤにしておこう。
そんなわけでCero。
是非聴いてほしい。
ポップの為なら好き放題
高城晶平・荒内佑・橋本翼の三人を中心にサポートが複数人。文章で必死に説明するよかMVを見て頂ければどんな形態か一目だ。見てくれ。
にしてもオシャレ。和製英語でのアーバンの意味合いを体現するような映像と音楽。
この人数にもかかわらず音で埋まり切らない。難解でもないのに何度聴いても飽きさせない工夫でいっぱいだ。
物憂げな風景映像と楽しげな演奏が交互に映り最高にアーバン。果たしてアーバンとは何かね。
オシャレと言えばフロントマン高城のプロフィールも見逃せない。
高城晶平
ボーカル、ギター、フルート、ベース(5人体制時)。
音源ではほとんどの曲の作詞・作曲を手掛けている。ソロ活動では弾き語り、DJをしている。阿佐ヶ谷にあるRojiというカフェバーを自身の母親と経営している。
オシャレモンスターかよ。申し子かよ。
阿佐ヶ谷の良い女は一通り全員抱いた。とWikipediaに加筆修正してこい誰か早く。
このセンスを世の中が見逃すわけもなく、はっぴいえんどの鈴木慶一に見い出され、現在では星野源やキセルで有名なカクバリズムに所属している。経歴までオシャレか。助けてくれ。
展開や楽器を問わず音楽を表現している。
そして楽曲の幅がやたらと広く、なんならアカペラの曲なんかもある。
まさにポップの為なら好き放題だ。CD一枚でこんなにか、と驚かされる。
どうだろう、皆さんCeroの好き放題にポップされてみてはいかがか。
カクバリズム (2012-10-24)
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