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2015/09/07

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パクり特集、パクりバンド審問裁判

パクりバンド審問裁判!
Guilty!? or Not Guilty!?の時間がやってまいりました!
司会はワタクシ、最近自分が書いた記事が、無断でまるごとそっくりパクられてた石左がお送り致します!
(僕もよくあるライフハックサイトのテンプレを使用しているので人の事を言えないが)

 

さてみなさん、音楽を聴いていれば一度や二度は"パクり"という言葉を聴いたことがあるでしょう。
場合によっては、自分の大好きなバンドを"パクり"だと揶揄され悔しさの涙で枕を濡らす、あるいは鬼の形相でヤフー知恵袋に罵詈雑言を並べることもしばしばでは?

しかし一様にパクりと言われはするものの、ネット上での匿名の声は小学一年生から大学教授まですべからく平等の発言力を持つのでいまいち信用に足りません。中には
「これがパクりというのは言い掛かりにも程があるだろ…」
というような意見もしばしば…

というわけで今回は、パクりと糾弾されている楽曲が果たして本当にパクりなのか、という点を、一定の審査基準と簡単な楽曲分析を以って検証したいと思います。
今回持ち出す基準はワタクシごく個人の裁量による極めて身勝手な判断ですので、くれぐれも他所で大きな声で持ち出さないようにお願いします。
最終的な判断はみなさんが各々行ってくださいね!
よし、とりあえずこう言って置けば「はぁ?パクりじゃねえし、この石左とかいうやつの住所特定してぶっ殺してやる。」といったようなラディカル極まりない人たちに命を狙われることもなかろうて…

というわけでまず審査基準を確認しましょう!

審査基準

コード進行
コード・キーの上で鳴っているキーの類似性
メロディがカブる確立(当然複雑なメロディの方がカブる確立は低い)
パクられ元と思われる楽曲の知名度
必要があれば歌詞、MV等も考慮

極めて曖昧ですね!僕のさじ加減ひとつでどうとでもなるぜこれは…!

基準は確認できましたね!
ではさっそく行ってみましょう!

 

1.[Alexandros]

一発目から危険なバンドだ!ファン層は若者中心なので下手なことを言ったら若さが持て余したエネルギーでボコボコにされかねないぜ…!
とりあえず問題の楽曲を見てみよう。

Youtubeは削除されているのでこちらからどうぞ

 

そしてパクられ元とされてるClubfeetのMVがこれ

 

これはパク…、いやちょっと待ってほしい。
MVは完全にアウト、レーベル側も謝罪するほどのアウト、怒られて然るべきだが、MVに関しては彼らの所属レーベルUKプロジェクト監修であり、バンド側に非はない。

では何が問題か、そう問題はこっち
Oasisのi hope, i think, i knowのAメロだ

アウトです。

これはもう、ダメだ。
コード進行も簡素にしてはいるもののおおむね同じ、キーも同じ、メロディも完全に同じ。これはアカン
何がアカンて彼らがOasisのファンを公言している。確実にこの曲の存在を知っているという点だ。

いや作った曲が好きなバンドの曲に知らず知らずのうちに似ちゃうことはあるけれど、好きなバンドならばちゃんと把握しとかなきゃダメだよ…。

 


これなんかも

 


これのパクりだ!リフ同じやんけ!と糾弾されているが、これに関しては言い掛かりだろう…。
シンプル故に誰でも思いつく可能性がある上に、被っているのはこの一点のみ、セーフだセーフ!

Oasisの件はまぁアウトはアウトだけども、目くじら立ててパクリバンドと揶揄する程の案件でもないんじゃないかな。
この世のバンドの隅から隅まで粗を探せばこの程度の話はいくらでも出てくるだろう。

 

The Mirraz

ミイラズの名前を打ちながら手が震えている。これもかなり危険な案件だ。

これがThe Mirrazの僕はスーパーマン

 

そしてこれが似ていると噂のArctic MonkeysのBrianstorm

 

あ、大丈夫だよこれ!アプローチが似ているだけでメロディは被ってない。
本人たちもアクモンの影響を公言しているし、彼らの曲としてアウトプットできて…、ん?

 

ダメダメ!これはダメ!!

おい全く同じじゃないか悪びれろ!なんだこれ逆に清々しい

 


これもスゴい。丸々ごそっとカバーだぜ!!

しかしだ、先ほども書きかけたようにアクモンの大ファンを公言し、なんなら自らをアクモンのパクりバンドと称しているくらいだし、もしかしたらオマージュに該当するんじゃないか。

オマージュ(仏: hommage)は、芸術や文学においては、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事。また作品のモチーフを過去作品に求めることも指す。しばしば「リスペクト」(尊敬、敬意)と同義に用いられる。ただしフランス語として使う場合は他の単語と組み合わせて「尊敬を込めた作品」の意味で使われることが多く、hommageだけでは「尊敬、敬意」の意味だけになる。

Wikipediaより

 

 

いやもうジョークの領域とも言える。
オマージュと言ってしまえばまるごと同じような楽曲を世に出しても良いのか、うーん僕には果たしてわからないが、とにかく言い逃れできないほどに似ているし、本人たちも言い逃れする気なんてまったくないようなのでファンが必死になって「いやアクモンとか全然にてねえし!こっちの方がかっこいいし!」なんていうのはもはや喜劇にしか見えない。やめよう。

現役バリバリの邦楽ロックの中でも、独自性の強い楽曲が多いし、他にない音楽性で勝負できている割と大好きなバンドなんだけども、この点に関してはグレーだなぁと思っている。
とにかく重要なのは"当事者がパクりを自認している"という事だ。変な話だね。

 

ORANGE RANGE

上海ハニー ORANGE RANGE

 

Zebrahead Wannabe (spice girls cover)

yaruo06
うむ…

長くなったので今回はこのくらいで

いかがだっただろうか、危険極まりない話題なのでこれはファンのみなさんからまた命を付けねらわれることになるでしょうね僕は。

Grapevineの楽曲をパクって飯を食ってるボカロPや、ART-SCHOOLの楽曲をパクって死んでいったボカロP等、ボカロ界隈の闇に次回は迫ろうかな!?と思います。また
「私このバンドのファンなんですけど、全然似てないのに友達にパクりパクり言われて悔しいです…」という方
「これ全然公になってないけど完全なパクりじゃないですか…?」という胸のつかえをお持ちの方、是非ツイッター等でご一報ください。

では、また次回!

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