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2015/09/07

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独断と偏見!オーバードライブペダル5選

良い歪み、それはギタリストが無限に追い求める終わりなき旅路だ。

私も先人、偉人、知人、変人ギタリストと同じように悩んできた人間の一人だ。

そもそも「歪んだ音がカッコイイ」というのはなんだか不思議な話だ。

歪んだ人間性は評価されないのに、皮肉なものである。

さて、今日は星の数ほどある歪みエフェクターの中で、私が独断と偏見で『良さげ』だと思ったものを5つ紹介していこうと思う。

よくわからねえよ。って方も、あ~これか。と思っていただければ幸いだ。

エフェクター、歪みとは何ぞや

もう私が解説するより、これを見たほうが良いだろう。

歪み(ひずみ)エフェクターなので、ご注意を。

あえて歪み(ゆがみ)という人間もいるが、かなりの手練かただのアホかのどちらかである。

エレクトリックギターが開発された頃、『アンプで音量を大きくする』だけのものであった。

歪んだおとっていうのは簡単に言えば。アンプに過度の負担がかかった状態の音のことだ。

アンプ『それ以上イッたら歪んじゃ……らめぇぇぇぇぇ!』

こういう状態だ。

『アンプだけじゃ足りねぇ、足りねぇんだよ…歪みが。』という血に飢えた獣みたいなドS人間達が歴史から現れ、歪み系エフェクターを生んだのであろう。

本題に入ろう。

オーバードライブペダル5選

全てJCで弾いてきたもののメモを参考に書き起こしている。選択肢の1つに入れていただければ幸いだ。

だが、自分で弾くことが大切だ。努々Youtube動画だけを鵜呑みにして購入することのなきよう。

Empress Effects / Germ Drive

カナダの高品位ペダルメーカーEmpressからGerm Drive。

癖のない歪み。少しのウェット感。エッジがある!という感じではないが、チューブアンプっぽい暖かさを感じる。

ゲインはかなり低い。ローゲイン、クランチ用。

素晴らしいのが。コード感がまったく潰れないことだ。Youtubeの音にも全く偽りがない。

動画と印象が少し違ったのが、思った以上にミドルが太い点。ギターのボリュームへの反応も良い。

バッキングで使うとかなりの力を発揮するのではないだろうか。

Walrus Audio / Voyager

新進気鋭のWalrus AudioからVoyager。

濃縮還元のような音だ。まとまりの良いと言い換えてもいいかもしれない。

ケンタウロスにサウンドが似てるとネット上で話題になった事がきっかけで有名になったが、弾いた印象としては別物。

こいつをブースターとして前段にかませると良いという情報も入ってきたのでためしてみたが、偽りなしだった。

ブースターとしてかませるオーバードライブはいいものが多いと個人的に思う。

ギターのボリュームへの反応は最強クラス。素晴らしい。

Walrusはまだそこまで知名度は高くないが、Voyagerは一番売れているそうな。

ガツンとまとまった音が欲しいならオススメだ。

Bogner / Ecstasy Blue

みんな大好きBogner初のエフェクター、Ecstasy Blue、エクスタシーだぞ?らめぇぇぇぇぇ状態だ。

私はBognerのアンプを愛用していたのだが、故障した。わりとボグナーアンプはトラブルが多いみたいだ。

手元のメモには一言、

『チューブアンプの音がする。』

と書いてある。全くもって参考にならん。

紹介した映像はチューブを使っているからこの雰囲気なのかと思ったが、そんなことはない。チューブの音がする。

チューブの音説明してみいや。と自分でも思うが、あの、あの感じだ。察してくれ。

難点といえば高級なところぐらいで、トップクラスに気持ちのよい音が出るエフェクターだと思う。

ツマミも多く、非常に細部まで音を作りこめる仕様になっているが、適当にひょいひょいっとやっても納得の音がする。

ブースター機能もかなり使える。

おっそろしいエフェクターだ。欲しい。

Providence / STAMPEDE OD

私の愛するProvidence社より、STAMPEDE

これ、いいぞ。解説がしゃべりすぎてうっとおしい。

歪み的にはオーバードライブとディストーションの境目くらいが限界かもしれない。

私は現在はOCDを使っているんだが、コード感はこちらのが出ているように感じる。隣の芝はなんたらというやつかもしれんが。

オーバードライブっぽくないというか、なんだろう、こんなにコードがパラッと聴こえるエフェクターは少ないと思う。

同社のSonic Driveを継承しているような気がしてならない。

公式に「歪んでいながらも各弦の音をバランス良く感じ取る~」という説明文があるが、まさにその通りといった印象だ。

ボリュームへの反応も悪くない。優等生だ。

FULLTONE / OCD

FULLTONEよりOCD

ロック向け万能オーバードライブだ。音が図太く、軽いクランチはカラッっとしている。

ちなみに、私はOCD愛用者である。

HP=マーシャル系、LP=フェンダー系らしいが、それはよくわからん。

ギターに寄って切り替えるのがいいだろう。

HP=コンプ感弱め、高中域が元気に

LP=コンプ感強め、低域強め

JC-120との愛称が頗る良い。

OCDと発音するとお尻に聞こえるところも好感度が高い。

バージョンが1~4まであるが、気にしなくても良いと思う。

『あ~違うな~』というのはお分かりいただけるだろうが、少なくとも私は全部目隠しで聴いたら絶対わからん。

私はver.4を使っている。全部弾いたんだぞ。この動画は明らかに4のボリュームが小さい。ひどい。

こいつを使いすぎて歪みエフェクターの私の中でのスタンダートがOCDになりつつあり、正直浮気したい衝動に駆られている。

 

全くエフェクターわからない人間はこの中から選んでしまってもいいんじゃないだろうか。

私は全くわからないまま、無限に金を使っていたので、そういう人間のお財布が少し助かれば幸いだ。

だが、失敗するのも大事だとは思う。こうやって色々試してきたからこそなんとな~く違いがわかるようになってきた。

歪みの探求は尽きない。

その他にも、このペダルええで!というのがあったら教えてほしい。機材紹介もしていきたい。

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