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春のバンド祭り(?)3ピースバンド三選

2016/04/21

気づけばもう4月だ。入学、進学、就職と楽しい新年度の始まりである。このフレッシュな雰囲気はニートの私に取っては地獄のようだが、読者の方々はもう新しい環境には慣れただろうか?

春、春は出会いの季節。今、続々と新しいバンドがメジャー・インディーズシーンに出てきており、ちょうど春のバンド祭りのシーズンだ。というワケで、これからブレイク間違いなしの3ピースバンドを揃えてみた。心してご覧あれ!

メロコア超新星!FOOTSTINKING

footstinking
FOOTSTINKING(フットスティンキング)は岐阜県の3ピースバンドだ。今のところ、ホームページは存在せずTwitterアカウント(ツイート数はまだ100になっていない)とYoutubeにアップロードされた5曲しか情報が無いので、詳細を述べることは難しい。そんなワケで早速、曲を聴いて欲しい。

出だしのギターから既に心を奪われた人も大勢いるだろう。これぞ、頭からっぽにして拳を突き上げたくなるアンセム。現在のWANIMA,04 Limited Sazabys等スタイリッシュ化されたメロコアよりも、一昔前のHi-STANDARD,SNAIL RAMP等90-00年代初頭のメロコアに近いのではないか。どこか洗練されていないように聴こえるボーカルの英語発音やドタドタと地を這うようなドラムとベースは、今の10代にとって新鮮に感じるかもしれない。

 

ガールズ3ピースの希望!ふちなし

ふちなし
先日「SCANDAL、SilentSiren、SHISHAMO…女性バンド3組がTOP10&自己最高位 」のニュースがあったように、これからガールズバンドの戦国時代が幕を開けるだろう。今、新勢力としてメキメキ頭角を現しているのは岡山県のギターレス3ピースバンド、ふちなしに他ならない。2011年高校の同級生三人で結成され、早くも5年目に入る今年の彼らの活躍は見逃せない。

ベースボーカル、キーボード、ドラムの三人が織りなすサイケデリックロックチューン。学校のチャイムを模したイントロがリスナーを独特の世界に誘う。傍目から見ても分かる高い演奏力は、この先を考えれば甚だ恐ろしい。この曲が収録されている昨年10月リリースの1stアルバム『積み木遊び、3段目』は、ジャズ風味のメロディ、椎名林檎を彷彿させる色気あるボーカル、10代少女の感受性とB級ホラー映画をゴチャ混ぜにしたような歌詞、時折見せる茶目っ気・可愛さ等ここでは紹介出来ぬほど魅力が詰まっている。「2015年、どうしてこのバンドの存在に気付かなかったのか?」コンテストがあったなら、間違いなく優勝出来るクオリティだ。

積み木遊び、3段目

 

文系ロック台風の目!?Chef impair spleen

chef impair spleen
Chef impair spleen(シェフインペアスプリーン)は2013年結成の静岡県を中心に活動している3ピースバンド。今年2月に1stミニアルバム『ever green』をライブ会場限定リリースし、先日4月2日にアルバムツアーを終えたばかりのまだまだ駆け出し中のバンドだが、小細工無しの直球バンドサウンドと共にミステリアスな雰囲気を漂わせる文学的な歌詞がこれからのブレイクに大きな期待を抱かせる。

現れた他称の女神 溺れて見えないの闇
暴かれるまでの休み それを青としよう

知らぬ間に笑っていたら 腹部に刺さる傷み
心に染み込んだ最後、浅い青春を殺す

「青春殺し」MV 動画説明文より

「青春殺し」と一度見たら忘れられない衝撃的な題名の佳曲。重く冷たく響く言葉がバンドの演奏を通してリスナーの体温と心地よく同化する。amazarashi,plenty等が築いてきた2010年代の文系ロック、その延長線にChef impair spleenが存在するのではないだろうか。しかし、歌詞だけではなく今年の2月に公開されたMV「カフェインガール/シガレットボーイ」は3ピースを感じさせない重厚な疾走感を伴っており、本当の実力は正に未知数だ。この先、どのような方向性に行くか非常に楽しみなところ。

 

まとめ

先日、上野樹里との交際が話題になったTRICERATOPS(今回のトップ画像でもある)ボーカル和田唱は、自身のバンドについて以前このようなことを語っていた。

俺達は世の中の3ピースバンドの中で恐らく一番ハーモニーを多用するバンドである。楽器の音数が少ないので余計大事だと俺は考えてる。今まで発表してきた楽曲も、数曲の例外を除いて、全曲ハモりがある。だからライブでも俺だけじゃなく、林もしくはヨシフミも常にマイクに向かってる事になる。つまり全員大忙しなバンドなのだ。

TRICERATOPS SUMMER TOUR "MOD SURFER" 特設サイト「帰宅」より

折々3ピースバンドは音が薄い、つまりは音数が限られる欠点を各所で述べられているが、TRICERATOPSはその解決策の一つにハーモニーを導入しているとのことだ。

このことから考えられるのは、元来3ピースバンドの曲は歌モノとしての魅力を備えていることが多いのではないだろうか。例えば、友達何人かとカラオケに行ったら、今なおMONGOL800「小さな恋のうた」、レミオロメン「粉雪」等を歌う誰かが出てきたり、最近の曲ならback number「クリスマスソング」、UNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」辺りが重宝されているように。

まだ具体的ではないが「3ピースバンドと歌モノの関係」を今後記事としてまとめる機会があるかもしれない。

それでは、また次回!

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