日本で一番歌が上手い女性シンガーが"Superfly"である理由を説明してやる。
みなさんにとって「一番歌の上手い女性歌手」は誰だろうか。各々心に決めたナオンの一人や二人ぐらいいるだろう。
歌は上手さのみで語れるものでもないし、結局のところ最終的にはそれぞれの趣味、ということで話がついてしまいがちだ。
しかしだ。みなさんがどう思ってくれても構わないが日本で一番歌の上手いナオンはSuperflyこと越智志帆その人で決着がついている。これが正解。俺が正義。文句がある奴は地下室TIMESのお問い合わせメールアドレスまで。
読まずにゴミ箱に突っ込んでくれるわ。
ジャニスジョップリンは日本人に転生してたんだな。オイオイ、かっこよすぎる。
メンバーもドラムが中村達也でギターがモーサム百々、ベースはご存じどこにでも現れるバンド界切ってのヤリマンことひなっちだ。
「ぼくのかんがえたさいきょうのばんど!」
と言わんばかりの布陣。
大好きなハンバーグと大好きなカレーを合体させたら最強においしいにきまってる!そんな頭の悪い組み合わせだ。悔しいけどかっこいい。カレーハンバーグおいしい。
英語の発音も嫌味がない。ネイティブスピーカーのそれではないものの
「どう?俺英語うまいっしょ^^」
みたいな嫌らしさがない。セカオワ深瀬に聴かせてやりたい。ドヤ顔fire birdやめろ。
昔は二人だった
Superflyというと、越智志帆のソロプロジェクトのように思われがちだが、実はデビュー当時はギタリスト多保孝一氏との二人体制のユニットだった。
現在彼はプロデュース側に回っているようだが、オキマリで固まりがちなブルーズギターに於いてこれでもかという程引き出しを広げまくり、ガンガン弾きまくるナイスなギタリストだった。
なんならこれがSuperflyで一番かっこいいと思っている。この分野では他の追随を一切許さぬ最強のコンビだろう。
マニフェストってなんだよ。曲名からも歌詞からも、彼女の強烈な個性がにじみ出ている。5分ちょっとの再生で、2時間相当の映画を見せられたかのような満足感。インディアンを祖に持つ女性ブルースシンガーが、歌でスラム街に光をもたらす。そんな名作B級映画が容易に目に浮かぶ。
バンドの上手い下手はライブで決まる。とよく言うように、本当に上手いバンドはCD音源から遠く劣らぬ安定したパフォーマンスを見せる。
なんだこれCDよりうめえ。
CD音源よりもだいぶローテンポで歌いづらいはずなのに全くブレを見せないどころか頭からケツまでダレることなく歌いきっている。それどころか生歌のアドバンテージを最大限に生かして観客を圧倒している。マイクいらないんじゃないかこれ…、楽器隊頑張れよもっと負けてんぞ。
こっちは楽器隊が容赦ない。サビでこんなに派手にファズギターを鳴らせるのは彼女の歌だからこそだろう。並のボーカルならギターが邪魔になってろくに曲にならないだろう。
どのパートも「越智さんならいいか」と言わんばかりに音域を奪い合っている。パッツパツだ。その中でも違和感なく歌を観客の耳まで届けられるボーカルは日本人じゃもう彼女ぐらいなもんだろう。普通なら楽器がどいてくれるのでこんなに声が通る必要がない。
どうだろう。伝わっただろうか彼女の圧倒的歌唱力。
しかしどんなに説明してもブラウザ越しの視聴ではその良さの1割も伝わっていないだろう。
機会があればみなさん是非生で、ライブで彼女の歌を楽しんでほしい。
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