LINEが音楽配信事業に参入。これ上手くいくの?
果たして上手く行くのだろうか?
ソニー・ミュージックエンタテインメント、エイベックス・デジタルと共同出資会社を設立し、音楽配信事業にも参入する。
日経 - LINE、対話アプリで決済可能に 音楽配信にも参入
海外ではポピュラーなダウンロード配信だが、日本ではいまいち定着していないのが現状。
その音源配信の覇権を巡り、混沌とした音楽業界にLINEがソニー、エイベックスと手を組みともに音楽産業に乗り出した。というのが今回の流れだ。
料金支払いのハードル
ダウンロード配信が日本で普及しない原因の一つとして、"料金支払いのハードル"が存在する。
話は人間の心理にずれ込むが、人間が何か行動を起こそうとするとき必ず
「めんどうくさい」
というハードルが立ちはだかる。
実例を挙げよう。
大学卒業したい。
→でも朝起きるのめんどうくさい。
→留年
彼女欲しい
→すてきなメンズになりたい
→でもぶさいくだし無理、めんどうくさい。
→童貞
こんな風にして僕は孤独になっていくわけだ。
これを音楽配信に当てはめよう
このバンドの音源ダウンロードしたい
→itunesポイント欲しい
→でもプリペイドカード買うのめんどうくさい
→Youtubeでいいや
この支払いのめんどうくささが敷居となり、いまいちダウンロード販売は普及しない印象。
そこで今回のLINEの参入だ。
LINEの展開する支払いサービス
ソース元によれば、LINE PayというLINEを介した各種料金支払いサービス事業の一環として音楽配信を行うとのこと。
数年前にサービスを開始し、いまいち普及せずいる"おさいふケータイ"のLINE版のようなサービスのようだ。
これで"めんどうの壁"を突破するのが狙いと思われるが、これ、iTunesと大して変わらなくないか・・・?
iTunes
プリペイドカード ○
クレジットカード ○
アプリ 音楽の支払い ○
LINE
プリペイドカード ○
クレジットカード ○
ゲーム 音楽 食事 タクシー 出前の支払い ○
アプリが食事やタクシー、出前の支払いに変わっただけだ。
出前って・・・
"おさいふケータイ"の件といい、"LISMO"の件といい、あまり期待が持てそうにないな、というのが正直な印象だ。
それともSpotifyのような月額支払いの聴き放題サービス等、奥の手になりうるサービスを握っているのだろうか。
なんにせよしばらくは目が離せないテーマだ。