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3分でわかる!話題を合わせるためのビートルズ入門 「年代別の音楽性編」

2016/07/16

前編:3分でわかる!話題を合わせるためのビートルズ入門 「顔見分け編」

 

ということで今回は後編の「年代別の音楽性編」。

この記事を読んでいるということはみなさんビートルズ初心者かと思われるが彼らの活動期間はどのくらいの長さをイメージしているだろうか?
因みにオリジナルアルバムが12枚(後にマジカル・ミステリー・ツアーがオリジナルアルバムと同様の扱いをされるのでさらに+1枚 )シングルは英国オリジナルで28枚(日本版はなんと51枚もでている)その他編集盤や企画盤をあわせると数が膨大になりすぎてよくわからなくなってくるがとにかくこのくらいリリースされている。

で、活動期間はというと1960年に結成して1970年に解散した。さらにいうとレコードデビューが1962年なので活動していたのは賞味8年程度といった具合。
ちなみに60年代はというと64年に東京オリンピックが開催され、69年にアポロが月に着陸した。1960年代に産まれた人は現在50~60代。ビートルズがどんな時代に活動していたかイメージがつかめただろうか。

長いのか短いのか、とにかくその10年間の間にアルバムを12枚リリースし、その過程で音楽性もかなり変化していった。
諸説あるがその音楽性をざっくり別けると初期中期後期に別けることができる。

初期 - アイドルバンド・ビートルズ

時期:1stアルバム「Please Please Me」から5thアルバム「Help!」あたりまで

予備知識がないと「アイドル!?ハァ!?」となるかもしれんが、彼らは当初アイドルとして売り出されていた。
半世紀も前の出来事なのでアイドルの有り方も色々変わってはいるが、とにかく彼らはアイドルだったし、アルバム"Help!"は「4人はアイドル」という未も蓋もない邦題がつけられていた。(因みにヘルプ!というタイトルに関してジョンが後に「僕らは豚のように暴飲暴食し肥え太っていく己自身に失望していた。助けを求めて叫んでいたんだ」と語っている、「4人はアイドル」って邦題をつけた人はビートルズになんか恨みでもあったのだろうか)

ということで初期は全体を通して明るい曲というか盛り上がる曲と言うか、そういうのが多い。
では初期の代表曲を紹介しておこう。


The Beatles - Help!

こちらが邦題「4人はアイドル」のHelp!
ビートルズときくとこの曲を思い浮かべる人も多いんじゃないだろうか?
ジョンのコメントを踏まえると色々と深みが増してくるな。


The Beatles - A Hard Day's Night

ビートルズの中でも特に有名な曲"A Hard Day's Night"。こちらは「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」というちょっと正気じゃない感じの邦題がつけられている。(同名タイトルの映画があり、それにあわせた結果こうなったそう。因みにその映画は他の映画と間違えて「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」とつけられたという説がある。)

 

中期 - 新しい音楽の模索からサイケデリックロックまで

時期:6stアルバム「Rubber soul」から8thアルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」あたりまで(EPのMagical Mystery Tourも含むことが多い)

アイドル、ポップソングにて頂点を極めたビートルズは次に音楽の可能性の追求に向いていった。アイドル・ポップバンドからアーティストへ、ライブバンドからレコーディングバンドへと変化して行ったのがこの時期。
だんだん複雑な曲調や抽象的な歌詞が目立つようになる。
そして7thアルバム「Revolver」や8thアルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のサイケデリックロックへの傾倒も結構重要。あとインドからの影響も大きいのがこの時期。
「現在の音楽ジャンルのルーツを辿るとほぼほぼビートルズにたどり着く」という話があるが、この時期に色んなジャンルや音楽の可能性に手を出しまくったからとも言えるんじゃないだろうか。

また後期になると段々メンバー同士の中が険悪になっていき音楽性にもそれが反映されているのだが、この時期はまだメンバーの仲は良好。そういった意味でも面白い時期と言える。


The Beatles - Eleanor Rigby

ビートルズの音楽性は多岐にわたるが、その中でもかなり端っこの方にある曲。
バンドサウンドは一切ナシで弦楽八重奏による楽曲にボーカルとコーラスという構成。
当然ライブで再現する気は全くない作りだし、なんならレコーディングにはリンゴスターが参加してないといった始末。当時のビートルズのスタイルを象徴する一曲でもある。

歌詞も「エリナー・リグビーという身寄りのない老女と、誰からも相手にされないマッケンジー神父という架空の人物を悲劇的に書いた物語」というシリアスな内容になっており、初期の「Love,Love me do」みたいな雰囲気からするとホントに同一バンドかよっていう勢い。

 


The beatles - Strawberry Fields Forever

ビートルズのサイケデリック期の傑作として名高い一曲。
全体の気だるいサウンドと共に、ふんわりとしたボーカル(テープの再生速度を落としてつなぎ合わせたためこうなった)が幻想的な世界観を生み出している。

因みにこの曲のイントロのフレーズは当時最先端の「メロトロン」というシンセサイザーの原型にもなった楽器が用いられている。メロトロンは鍵盤を押すとテープに録音されていた音を再生するという仕組みなのだが、その仕様上若干ピッチが揺れ、これまたこの楽器でしか得られない独特の浮遊感のあるサウンドになるのだ。

 

後期 - 原点回帰とソロ志向のビートルズ

時期:9stアルバム「The beatles(ホワイトアルバム)」から12thアルバム「Let It Be」まで

ビートルズ後期は世話になっていたマネージャーの死やメンバー間の軋轢など幾つかの要因があるが、とにかく音楽性としては中期の実験的なスタンスから原点回帰し、シンプルに美しいわかりやすい曲へと戻っていった。
よく語られる話だが、オノヨーコとジョンレノンがイチャつきが激しすぎたのもメンバーの仲を険悪にさせた一因である。レコーディングスタジオにまで着いてきてイチャイチャしてたのがメンバーの不仲を助長したらしいのだが、なんか、どこの時代でも同じようなことが繰り返されているんだなって思うと感慨深いな。


The Beatles - Hey Jude

誇張とかじゃなくて多分世界で一番名曲、Hey jude。
ストレートで老若男女に伝わる曲の良さ。全世界1,300万枚のセールスは伊達じゃない。
クレジットはレノン・マッカートニーだが実質ポールマッカートニーの作曲で、彼のポップ色がよくでている。


The Beatles - Come Together

上に貼ったHey judeの健全そうな雰囲気とは間逆の不健全で怪しく、サイケな曲。特にこの2曲に関連性があるって訳ではないが、作曲者の違いや方向性の違いが以前よりハッキリしているのがわかるだろう。
ジョンレノン作曲で、ジョンのビートルズの曲の中で一番のお気に入りだそう。
ちなみにイントロの「シュッ」と聞こえるアレは "Shoot me"と歌っているらしい、皮肉かよ。

 

いかがだっただろうか

1970年にビートルズ解散後、メンバーはソロ活動へ転向していく。と言うのがザックリビートルズの歴史と音楽性の遷移である。

ビートルズの話題になったときは、是非今回の記事を参考に「まぁ・・・僕は一週回って今中期がキテますね・・・」とかいえば会話のマウントポジションを取り放題だろう。
その後のことは一切責任は取らないので、自己責任で調子に乗って欲しい。

ということで今回はこの辺りで、次回の記事でまたヤァヤァヤァ!

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