チルウェイヴ入門 バンドマンでもわかるチルウェイヴ!
新しい音楽聴いてますか?
名前は耳にしたことがあるけれど、聴いたことはない。そんな音楽ありませんか?
素晴らしいことに最近じゃYoutubeで検索すればアルバムのリードトラックくらいならお布団に寝そべりながらタダで聴ける。トイレに行く方がよっぽど労力だ。
新しい音楽に触れ合う機会はこんなに開けているのに、知らないままでいるのはとても損なことじゃないだろうか。好きか嫌いかはとりあえず聴いてからでいいじゃないか。
そんなわけで未開のジャンルに踏み出す第一歩として今回はチルウェイブを紹介したい。
入門編ということで、サルでもバンドマンでも理解できる程度にわかりやすくザックリとした説明に終始する予定なので安心して読んで欲しい。
チルウェイブとは
いきなり読み手を置いていくようだが、チルウェイブはその名の通りチルアウトの派生ジャンルだ。
というわけでまずチルアウトの説明をしなくちゃいけないだろう。
The KFLという音楽ユニットのアルバムChill Outから始まった音楽ジャンル。
特徴を音楽用語を使わずに説明するのであれば、氷系のダンジョンのBGMみたいな音楽だ。ヒンヤリしている。わかるだろう。
Chill Outは「落ち着く」「冷静になる」という意味で、アンビエントの類として括られる。
アンビエントがわかんない!という人に為にこれも張っておこう
Ambientというジャンル・単語の始まりとされているBrian Eno御代のAmbient 1 Music for Airportsだ。
よくアンビエントとチルアウトの違いがわからないという話を聴くが、アンビエントは最悪音楽でなくてもいいらしい。換気扇の音やラインの通知音もアンビエントたりえる。マジかよアンビエントやばいぜ。
チルアウトはもうちょっと音楽している。あと後ろでずっと「ファー」って言ってる。パッドシンセというやつだがサルとバンドマンはそんな言葉知らなくていい。「ファー」だ。
話戻って
用語を説明するためにさらに用語を説明する無限地獄。
キリがないのでそろそろチルウェイヴに戻ろう。
ざっくり説明すれば、踊れる氷のダンジョンだ。
チルアウトよろしく後ろで「ファー」と鳴っているがビート感が強い。
元々チルアウトはクラブシーンでビート感の激しいダンスミュージック等を聴いた合間の休息として聴く音楽だったが、それを踊れるようにしたのがチルウェイブ。
ゆったり踊れる。乗れるし癒される。
こんな風にダンスを強く意識したものから
リラクゼーション音楽に寄ったものまでさまざま。かなり広義となっている。
僕の個人的な基準だと「ファー」と言ってて踊れたらそれはチルウェイブ。
詳しい人は歴史や経緯、影響などを持ち出してこれはチルウェイブでこれは違うというかもしれないが、君が「この氷のダンジョン、踊れるな」と思ったらそれがチルウェイブだ。大丈夫。
おわかりいただけたか
枕で「好きか嫌いかは聴いてからでいいじゃないか」と書いたが、みなさんチルアウトいかがだっただろうか。
気持ちのいい音が詰め込まれている意外とクセのない音楽なので個人の琴線に触れないにしても嫌悪感はないはずだ。
気に入った人は是非このジャンルを自分で掘り進めていってほしい。なんならサンプリングして作っても良い。
正直僕もそんなに詳しくないので、チルアウトが気に入ったサルとバンドマンのみんなはナイスな音楽を見つけたら是非僕に教えてほしい。よろしくおねがい。
では今回はここらへんで
また次の記事で。