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谷澤 千尋

2017/09/13

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シューゲイザーから音楽の可能性を模索する。Chapterhouse

こんにちは。
90年代、イギリスで生まれ世界中に広がった音楽スタイル。
そうシューゲイザーだ。

その影響は大きく、若手邦楽ロックのバンド、エレクトロやポップスなど様々なジャンル、スタイルのアーティストに影響を与えている。

今回紹介するバンド、Chapterhouseはそんなシューゲイザー黄金時代を彩り、リードしていったバンドの一つである。

初期はとにかく青臭い

あなたはシューゲイザーと聴いてどんなイメージを抱くだろうか。
内向的、文系、ナイーブ、そして青臭い。

そう、ちょっとムズムズしちゃうあの感じ、
大半のシューゲイザーバンドは青臭いのだ。

あの伝説シューゲイザーバンド、マイブラでさえ初期はかなり青臭い。

そして、このChapterhouseも例に漏れず、最高に青臭い。

Chapterhouse - Breather

 

この疾走感!
この透明感!
一匙の暗さ!

コレが正しい文系の青春だ!

そりゃあもう、シューゲイザーだからギターがうるさいのは当たり前なのだが、
このChapterhouseが他のシューゲイザーバンドと違う点は、コーラスだろう。
何せギターが3人、そのうち2人がボーカルなので、暇なのだろう、ギターそっちのけでコーラスを頑張っているのだ。

 

シューゲイザー的に有名なのはファーストアルバムだが、個人的におススメなのがセカンドアルバム

220px-Bloodmusic-cover
あんなに若々しかった彼らだが、セカンドアルバムで一気に垢抜ける。
というか何かだいぶ変わっちまう。


Chapterhouse - There's still life

 
ひたすら一定のリズムを刻み続けるアコギと、ドラムマシーンっぽいドラム。
エレキギターは効果音的にしか使われない。

そして93年に出た曲とは思えない曲調。
今っぽいかといわれるとそうでもないのだが、パッと聴いただけでは時代がわからない。

んー。コーラスワークとメロディセンスだけ引き継いだ別のバンドになったみたいである。

ファーストアルバムでシューゲイザーとしての定評を得た彼らは導かれるようにエレクトロに寄っていき、セカンドアルバム"blood music"が出来上がったのだ。


 
全体を通して非常に作りこんである上、音楽的にもかなり洗練されているこのアルバム。
絶対もっと評価されてもいいと思うんだよなあ。

その時代のシューゲイザーから離れすぎたのとシューゲイザー自体の落ち目に重なった等が原因として考えられるだろう。

幸いなことにファースト、セカンド共にデジタルリマスターされて結構重要なボーナストラックがついて再販されているので入手は容易である。
シューゲイザーシーンを彩り、完成させた男たちがたどり着いた音楽を是非体感して欲しい。

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