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coldrainは本当に海外で評価されているのか

 もう何年も前からグロバール社会と繰り返し言われてきたが、音楽業界にもその波がやってきているようで、昔は一部の特定のバンド以外は基本的に海外を相手に活動してこなかったが、最近では割と海外に進出するバンドも多い。

 今では結構な数のアーティストが海外進出し、成功しているものもあれば、うまくいかずひっそりとなかったことにするものもいる。

 「海外でも大人気!」といっても、日本で大人気の某バンドもそのように謳っているが、ニューヨークでのライブを見に行った知人によると、その実態はどうやら海外に住んでる日本人と、アニメやら映画やらのタイアップで知ったいわゆる日本オタクで埋め尽くされているという状況らしい。

 今回はそんな海外を相手に活動をしているバンドの一つcoldrainについて、実際に海外でどのように評価されているのか。

 音楽ニュースサイトとか見ても大体良いことしか書いてないからな、実際にどうなのか調べてみた次第である。

海外進出

 みなさんもご存知だと思うが、coldrainは日本のラウドロック界隈にて、いわゆるゼロ世代の中でももっとも成功したバンドの一つである。

 2013年のイギリスのRaw Power Managementとのマネージメント契約を皮切りに、アメリカではHopeless recordsと契約し、野球選手がメジャーリーグに移籍するのと同じ具合にその活動を本格的に海外へと移していった。

 Raw Power Managementといえばイギリスのラウド系でもっとも有名なBring Me The Horizonや日本でも結構流行った新世代メタルの旗手Bullet For My Valentineなど名門中の名門。

 そしてHopeless Recordsも超名門でAll Time LowやThe used、そして我らが青春Sum41も最新アルバムをリリースしたりと凄いレーベル。メジャーリーグでいえばヤンキースとかレッドソックスにあたると思う。

 


coldrain - Wrong

 こちらが最新アルバムからの一曲"Wrong”。

 以前からの泣きメロは健在だが、海外での活動が影響したのか以前のものと比べてカラっと乾いたサウンドになった。個人的にはドラムの音が凄く好き。今回のアルバムは腹にドシドシくるサウンドになった。

 あとなんか海外進出してから若干顔つきが変わったような気がする。こんな貫禄あったっけ?前は”ハーフ!”って顔だったけど、今の見た目で道でも聞かれたら完全に英語で返しちゃうよ。

 

海外の反応を調べてみた


coldrain - Gone

 ということで海外の2ちゃんねるみたいなところを数か所回ってみた。

 結果はというと、話題には挙がっているが勢いがあるとは言い難い状況。

 普通にマイナーな海外バンドと比べれば十分に話題に挙がっているみたいだが、一緒にツアーを回ったBullet For My Valentineと比べると圧倒的に少ない。まあBFMVの方は「Bullet For My Valentineだけど何か質問ある?」みたいなスレを立ててたので、そりゃあ勢いはあるかもしれんが。

 当然といえば当然のことだが、日本のラウドロック界隈では知らない人はいないという状態でも、海外で活動するとなるとやはり振り出しからやり直すような感じになるようだ。

 

 しかし、興味深いのは書き込み数は少ないものの、評価は非常に高かったことである。

 特に目立つメロディーに関しての多く「メロディーがマジでアウトスタンディング!!」や「サビが壮大でクソ良い」みたいなコメントが多くみられた。

 知名度はまだまだこれからといったところだが、評価の高さをみるとちょっとしたキッカケで爆発しそうな予感もする。

 先ほど野球選手がメジャーリーグにいくようなものと言ったが、実際には野球の世界では実力があれば知名度も比例する。逆に音楽の世界ではどれだけ実力があっても、知名度があがらないこともあるし、難しい世界である。

 

めっちゃ応援してる

 かなり個人的な話になってしまうが、私がcoldrainというバンドを知ったのはキッカケはちょっと変わっていて、一言でいうとまあメンバーが私の高校の先輩にあたるのだ。

 直接通っている年は被っていないのだが、昔流行ったいわゆる学校裏サイト的なやつで、学校のOBのバンドにカッコいいのがいるという書き込みをみて、聴いてメチャクチャカッコいいじゃんと思っていたらいつの間にかこんなに有名に・・・みたいな感じである。あのメンバーが学校の購買で焼きそばパンとか買ってるの想像すると笑えてくるが。

 とまあ、個人的にも非常に応援しているワケだ。高校の先輩として、名古屋のバンドとして、日本のバンドとして、我々がずっと聴き、憧れてきた本場で・・・手の届かない場所だと思っていたあの場所で活躍する彼らを。

 日本で活動していれば圧倒的な知名度もあるし、負けなしである彼らだが、それでもなお高みを目指して海外を相手に戦う姿は非常にカッコいいと思う。

 日本のファンとしてみれば本格的な海外進出は若干さみしくなるような気もするが、最後にボーカルmasatoのツイッターより引用してお別れにしよう。

 引き続き海外の連中に日本のカッコよさを見せつけていってほしい。

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