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2015/09/07

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王者のドライブ感 Yngwie Malmsteen

「俺の家は1622年に国王からナイトの称号を託された。俺は貴族なんだ。(壁に飾られた紋章を指差して)あれが俺の紋章だ。マルムスティーンというのは”銀の鉱石”という意味なんだ」

この世には生まれもっての貴族がいる。

そう、「インギー」ことYngwie Malmsteen(イングヴェイ・マルムスティーン)だ。

Yngwie Malmsteen

ロックやへヴィーメタルの世界では知らない人はいないだろう。


Far Beyond The Sun - Yngwie Malmsteen

化け物である。

箒で掃くような動作の『スイープ奏法』を世に知らしめた。コードを分解して弾くことから『ブロークン・コード』と呼ぶこともある。

クラシックの要素を盛り込んだ音使い、本人ですら何分音符で弾いているかわからない音の詰め込み具合。

上品かつ下品である。

ネットでは卓越したギターテクよりも彼の名言・迷言が有名になっている。

名言は『ナルシスト系』と、『ディスり系』の2つに大別される。ネットの海から引用してこよう。

 

『ナルシスト系』

「バッハが死んでから誰も作曲はしてこなかった。みんなバッハの真似なんだ。
それ以後、初めて作曲をしたのは俺なのさ。」

「人間には2種類のタイプがあると思うんだ。
上から押し付けられて酷い目に遭うと、弱くなっていってそのうち壊れるタイプともっと強くなるタイプ。
俺は後者だ。
殴られれば殴られるほど強くなっていく」

自信過剰な上にドMである。

 

『ディスり系』


Yngwie Malmsteen - Heaven Tonight

「"Heaven Tonight"って曲は※ジョーが独りで作ったものだし・・・彼は唯一の相棒だよ」(※元メンバー、元ソウルメイトのジョー・リン・ターナ)

「”ODYSSEY”の曲は全部俺が書いたもので、ジョーの手などどこにも加わっていない。
あんな奴、一緒にツアーするのも苦痛だった。
ソウル・メイトがきいてあきれるよ。』

「("Heaven Tonight"を指して)あの曲はゲイだよ!」

あまりにディスりすぎて、わけがわからなくなってしまっている。

第3期『ライジング・フォース』メンバー、元ヴォーカリストのマーク・ボールズが私は一番好きである。その頃の楽曲が本当に素晴らしい。

『Trilogy Suite Op. 5』、『CRYING』 なんかは紛れもなく名曲であろう。

楽曲に油が乗ってきた上、イングヴェイ様自身にも油がのってきた。


Yngwie Malmsteen - Trilogy (Full album)

ん~、やっぱりマーク・ボールズいいな。

最初3曲、全部シングルカットできそうなぐらいかっこいい。そして、セールス的にも大成功。

マークはすぐにポイ捨てされ、

「…あの当時、彼は髪の毛の問題があったんだ。
ハゲ始めてきたからカツラを手に入れたんだが、カツラを手に入れた途端、
自分は世界で一番のスターだと勘違いし始めたんだ。
それに、彼は変な行動が多かったね。変わっていたよ。手に負えなかったね。
クレイジーだったよ」

「マーク・ボールズは何でも歌ったよ。
もし俺が「メリーさんの羊を歌え!」って言ったら、.
歌っていたと思う(笑)」

この言われようだ。

なんのインタビューだったか覚えていないが、私の一番好きな名言がある。

インタビュアーが失礼なのを承知で彼に『このアルバムは、リズムの取り方が特徴的ですね。(ズレてない?)』と言った。

『王者のドライブ感さ。』

彼は答えた。

それ以来、リズムがズレていることを『王者のドライブ感』と形容するようになったのは言うまでもない。

読者の皆さんも一日に挨拶と同じぐらい『リズムズレてない?』と言われる生活を送っていると思うが、『王者のドライブ感』と答えよう。

今日からあなたも貴族の仲間入りだ。

Yngwie Malmsteen Guitar Lesson

レッスン動画も素人に教える気はこれっぽっちもない。『スローでいくよ?』とかいいながら、速い。

このような人間性の彼だが、ギターに関しては誰も文句は言えないだろう。


ももいろクローバーZ - 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」イングヴェイ&マーティMIX

誰も文句は言えないだろう。

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