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2015/09/07

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『ACO』は『Material』を買いなさい。

ACO(あこ)は日本の女性シンガーソングライターだ。

基本的にアーティストが好きで音楽を聴いているが、ACOの5thアルバム『Material』がヤバすぎる。

ベストも出ているが、間違いなくMaterialがオススメだ。

ACO

本当にいつも素晴らしい音楽を奏でているのだが、5thアルバム『Material』が本当にヤバい。

鬼才エイドリアンシャーウッドをプロデューサー陣に迎えてのアルバムで、音の深みがまるで違う。

それまでのアルバムがチンケに感じてしまうレベルの衝撃だ。

エイドリアン・シャーウッド(Adrian Sherwood)はイギリスの音楽プロデューサーである。


Adrian Sherwood LIVE in the Boiler Room

あ~、かっこいい。DJをかじっていないので、何が行われているかさっぱりわからんが、『音世界』という言葉がピッタリだろう。

彼の造る『音世界』と、ACOの狂気を孕んだ美しい『歌声」が絡み合っている。

『Material』を聴くと、『駆け引き』という言葉が浮かぶ。

二つの才能がせめぎあって、ギリギリの駆け引きをしているように感じる。


メランコリア - ACO

先ほどの映像の音世界はそのままに、ACOの声がこれでもかというほど映えている。

パソコンで音を出していたり、携帯で聴いている人は今すぐにイヤフォンを装着してほしい。

ここまでボーカルが映えている理由は、Adrian Sherwoodのサウンドメイクにカギがあると思う。

低音がこれでもかというほど効いている。十中八九狙ってやっているだろう。

ボーカルが浮いているか浮いていないかの分水嶺だ。せめぎ合っている。

メロディーを聴くというよりも、音の絡みを楽しむという感覚だろうか、美しい以外言葉が見つからない。

アートワークも素晴らしい。

central67』(木村豊)という、スピッツ椎名林檎、スーパーカー、木村カエラ、アジカンなどのCDジャケットデザインを手がけているデザイナーが作ったものだ。

スピッツの『隼』

椎名林檎の『勝訴ストリップ』なんかが有名だろう。

イラストレーター、中村佑介のイメージが強いだろうが、アジカンもイメージがつきやすいんじゃないだろうか。

私は木村豊のアートワークにほれ込んでいる。知らずにこのジャケットかっこいいな~と思うと彼の場合が多々ある。たまらん。


カナリアは鳴く - ACO

強烈なベース音にトリップしそうだ。

ボーカルにはエフェクトが強くかかっており、ステレオ感も恐ろしい。ボーカルの声が掴めそうである。

音源に質感があるというのだろうか、古い洋画のような質感を私は感じる。

実はAdrian Sherwoodだけの功績ではなく、
河野伸(中島美嘉、古内東子、坂本真綾 等をサポート)
下田法晴(平井堅、竹村延和、Frederic Galliano等にリミックスを提供)
砂原良徳(元電気グルーブ)もプロデュースしている。

豪華すぎる。


真正ロマンティシスト - 真正ロマンティシスト

Youtubeに『Material』の音源が少ない!!是非購入してほしい。

アートワーク本当に素晴らしいので手元に置いてほしい。

ケイト・ブッシュのカヴァー曲は…だが、それ以外の楽曲は本当に全曲素晴らしい。

あまり言いたくないが、中古ショップに行けば500円ぐらいで買える。

マストバイだ。

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