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残田 響一

2016/02/17

記事

この記事を読めば誰でもワールドミュージックのニワカ通になれるよ!

ワールドミュージック!
要するに、「アメリカとイギリスの音楽以外の音楽」である。
ほら、この記事読んでるあなた、すごく縁が遠いだろう!

だがそれでいいのだろうか。
このグローバル社会、いろんな国々が台頭してきている。
英米、そして日本だけで物事がすむ時代は終わっているのだ。
例えばわたし(筆者)がいつも肌身離さず持っている、ソニー・ウォークマンであるが、きっちりと書かれている。
「made in Malaysia」と。
英米、そして日本だけで物事がすむ時代は終わっているのだ。
それを常識として持っていないと、次の春までに就職は出来ないぞ!(……マジで。いや、マジで)

もっと、他の国々にも目を向けなければいけない。
じゃあどこからそのとっかかりを得ればいいのか?
……この音楽サイト、地下室TIMESに来るような方々ならば、言うまでもない。

音楽

である!

というわけで、今回はタイトル通り、みんな知らないワールドミュージックのニワカ通になれるためのミュージシャンを、筆者の独断と偏見で10組紹介するよ!
ちなみに超絶読みにくい名前もあるので、ふりがな振っておきます。

 現代のアフリカ代表:Tinariwen(ティナリウェン)

ブルースはアメリカで生まれた。
だがもっとその源流を辿っていくと、それはサハラ砂漠で生まれた。
そのことを証明するような音楽が、「砂漠のブルース」ことティナリウェンのディープな音楽だ。
ハマりにハマっていくグルーヴを体感してほしい。

ベルギー(とか)代表:Think of one(シンク・オブ・ワン)

え? ベルギー? なんかあったっけ?
あるのだよ、世界でもっとも過激なミクスチャー集団が!
こいつらシンク・オブ・ワンは、音楽的興味の赴くまま、機材を詰め込んだトラックに乗って、ブラジル行ったり、モロッコ行ったり、ジプシー音楽に取り組んだり。で、それらをミックスする。「気の向くまま、世界中の音楽をミックス!」するのだ。
まあ要するに、ヨーロッパのチンドン屋だ。

 ルーマニア代表:Fanfare Ciocărlia(ファンファーレ・チォカーリア)

ブラスバンドである。
しかもただのブラスバンドではない。「世界最速のジプシー・ブラス」である!
まあようするに、ヨーロッパのチンドン屋だ。
ポップスだろうが民族音楽だろうが、なんでも消化して、ぶっぶかぷっぷかぷー! な野蛮な吹奏楽でもって突進だー!

 アイルランド代表:Altan(アルタン)

ぶっちゃけよう。
このグループは、世界最高のアイリッシュ・ケルトである。
とにかく誰もが認める。
こいつらをけなすことは、ほとんど美空ひばりをけなすのと同じことだということを、アイルランド渡航前に知っておいてほしい。

 フランス……なんだけど、アラブ代表:Rachid Taha(ラシッド・タハ)

昨今のフランス国家、フランス文化は「アラブ移民」を抜きにしては語れない。
今からフランスに渡航する人は、「おフランス白人優雅国家」という概念をドブに捨ててもらいたい。
そして、そう、お決まりのように、アラブ移民は怒っている。
その代弁者が彼だ。タハ様だ(はぁと)。
聞きほれるようなダミ声に魅了されてほしい(え、怒りは?)

 中国代表:鄧麗君(テレサ・テン)

え? 演歌歌手でしょ?
と思ったそこの君。
それは「日本曲」を歌ったテレサのことである。ぶっちゃけそっちは聞かなくていい。
テレサの真髄は「中国語曲」にある!
はるか1000年前の南唐・北宋時代の漢詩に曲をつけた歌の数々を聞いてほしい。
この美しい調べよ!

 トルコ代表:Mercan Dede(メルジャン・デデ)

イスラム音楽の情緒溢れる笛(ネイ)を自由自在に操り、同時にエレクトロ・クラブサウンドも自由自在に操る、新時代・新世界のクラブミュージックである。
この美しい調べを聴いてほしい。
「エキゾチック」だけでワールドミュージックを片付けていいものか!

 ブルガリア代表:Ivo Papasov(イヴォ・パバソフ)

なんかヨーロッパ辺境が多いのは、筆者の趣味なので。
このクラリネット吹き&バンドリーダーは、ブルガリアの結婚舞踏曲を演奏する人だ。
まあはっきりいって……ブルガリア人は、こんなんで結婚するんか!
踊れっ、踊れっ、踊れっ!

 イギリス……の中のインド/パキスタン代表:Asian Dub Foundation(エイジアン・ダブ・ファウンデーション)

どうも「○○の中の民族コミュニティ」となると、「怒り」とか「悲しみ」が前に出がちな感じがする。
例えば、アメリカのヒップホップなど、「アメリカ国内のゲットーコミュニティ」ということですでに、一般的なポップス世界とは別個ではないか。
同じことはイギリスでも言える。
英国内のインド/パキスタンコミュニティが発する、差別へのアジテートを聞け!

 日本代表:姫神(ひめかみ)

最後は「ポップミュージックと日本民謡の融合」たる姫神である。もうイージーリスニングとか言うな、姫神はそんなもんじゃない。
あ、そうそう、「ひめ『み』」だからね、「ひめがみ」じゃないからね!(よく間違われるんだ)。
その中でも、ガチの民謡曲をステップ系のアレンジで処理した曲をお届けしたい。

 

いかがだっただろうか。

ここで紹介した音楽は、どれも、その国、その文化圏では、「最もポピュラーでふつう」の音楽である。
視点を変えれば、J-POPとか邦楽ロックとか言われてる音楽も、同じなのだ。
要するに、小室サウンドもYMOもポリシックスも、海外じゃふつーに「ワールドミュージック」として聴かれてるからね!

はっきり言って、ここで取り上げてる音楽だけで、「世界を語りつくした!」なんてするのは、暴論である。
しかし、ここで取り上げた音楽を聴いていただければ、「世界は広い……わけわからん音楽がたくさんあるぞ……」と皆さんは思わないだろうか?
それでいい。
そこから「ワクワク」していってほしい!
この記事の筆者はそう強く願っている!
邦楽とか洋楽とかが最近退屈だ、って人は、ちょっと足(耳)を他の地域まで伸ばしてもらいたい!
そこには、こんなにも可能性が溢れてる!

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