絶対寝ない不眠症 VS 絶対寝れるつじあやの
ある大学生はこう語る。
「長期休暇と夜勤で崩れた生活リズム、連日に及ぶ苛烈な宅飲みで徹底的に破壊し尽くした自律神経、この俺を日没時間内に眠らせる?」
「・・・その冗談の方がよっぽど眠たいぜ。」
一方石左はこう語る。
「あの声の周波数からは魔力じみた催眠作用がある。そこらへんの睡眠薬よりずっと危険だね。つじあやのを聴いて寝ずにいられるだって?」
「・・・もう寝てるんじゃないのか?寝言は寝て言うんだな。」
ここで一つの疑問が生じた。
絶対に寝ない不眠症 と 絶対寝れるつじあやの とが相対した時
一体どちらが勝利するのか
空前の矛盾対決が、今始まる。
そんなわけで眠れない大学生、高校生、社会人のみなさんこんにちは。
今日紹介するのは件のつじあやの。
スタジオジブリ制作のアニメ映画、猫の恩返しの主題歌として抜擢された"風になる"で一躍有名になった彼女。
今回はタイトル通り彼女についての記事だ。
聴いたことがない、という人の為にまず一曲。
催眠魔法
冒頭で「寝れる寝れる」とまくし立てたが、"風になる"のイメージでつじあやのを知っている人、または今初めてこの曲を聴いて彼女を知った、という人は肩透かしを食らった気分だろう。でもいい曲でしょ。
いや彼女の真骨頂はアルバム曲のラインナップだ。残念ながら公式動画がYoutubeにはないのでアマゾンの試聴で聴いてみて欲しい。特に初期のアルバムの催眠性はプリンと同等かそれ以上だろう。
彼女のトレードマークであるウクレレとささやくような歌声のみで終始する曲も少なくない。癒しの極地だ。
セカンドアルバム収録のクローバー。癒される。召される・・・。
嘘のような話だが、このアルバムを母の車に入れておいた所。程なくしてその催眠作用で眠りに誘われた母が対物事故を起こしかけた。
以後我が家のカーステレオではつじあやの禁止となっている。
この曲ではGrapevineのゲストコーラスとして参加しているが、コーラスなしのCD音源と比べて癒し成分が倍増している。魔法のような声だ。
音響学について良く知らないが、たぶん癒し成分の"何とか波"みたいな奴が出ているんじゃないか。聴いているだけでやさしくなりそうだ。
さて眠気はやってきただろうか。
彼女の声で寝れたのならお酒や薬で眠るよりも、きっとずっと良い睡眠を取れることだろう。
癒しが足りてない。そんな人は是非彼女のCDを手に取ってみて欲しい。
ビクターエンタテインメント (2006-07-05)
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