私がアップルのイヤホン、Ear podsをおススメする理由。
音楽ファンのみなさんこんにちは。
さてさて突然だが、みなさんは何で音楽を聴いているだろうか。
スピーカーから、イヤホン、ヘッドフォン、カーステレオ
それぞれこの世に数多あり、こだわっている人もいれば無頓着な人もいる。
かくいう私は、どちらかというと音楽中毒者に分類されるほうであり、
スピーカー、イヤホン、ヘッドフォン、それぞれを、それなりにこだわって、試行錯誤して、色々してきた方だと思っている。
だがよくオーディオオタクが揶揄されているように、音質というものを突き詰め始めると文字どおり際限ないのだ。
これが俗に言う音質沼と呼ばれるものである。
そう、私もその”音質沼”に片足を突っ込みかけていたのだ。
「もっといい音質を。もっともっと良い音質を」と。
そう終着点はないのだ。
上には上があり、それに比例して掛かる金額も増えていく。
だが、あるイヤホンと出会い、そんな日々にピリオドをつけることが出来た。
そのイヤホンとは、そうアイフォンに付属してくる、アップル社のEar podsである。
公式の売り文句
従来の丸いイヤーバッドとは違い、新しいApple EarPodsのデザインは耳の形状に基づいています。より多くの人々にとって、ほかのイヤーバッド式ヘッドフォンよりも快適に感じられるでしょう。
Apple EarPodsの内部のスピーカーは、音の劣化を最小に抑え、音の出力を最大にするように設計されているので、もっと高価なヘッドフォンに引けを取らない、すばらしい音質を楽しむことができます。
さらに、Apple EarPods with Remote and Micにはリモートコントロールも内蔵されているので、音量の調整、音楽やビデオ再生の操作、電話への応答と通話終了を、コードをつまむようにしてコントロールできます。http://store.apple.com/jp/product/MD827FE/A/apple-earpods-with-remote-and-micより引用
あまり類をみない特徴的な形
まずはオススメポイントの紹介の前に、このイヤホンEar podsがどんなものなのかをおさらいしていこう。
なによりこのイヤホンが特徴的なのは、オープン型のイヤホンとカナル型のイヤホンの中間のような形をしているところだろう。
オープン型(インナーイヤー型、開放型)
イヤホンの特性としてもやはり、オープン型とカナル型の中間のような特性を持ち、
・オープン型の付け心地の良さ
・カナル型の欠点の線がこすれる音が入らない
・周りの音が遮断されない、代わりに音漏れする(オープン型よりは少ない)
などといった特徴を持っている。
完全に良いとこ取りというわけにはいかないが、ある程度双方の弱点をカバーするような性能となっている。
とにかく丈夫
私がこのイヤホンで一番気に入ってるポイントはコレしかない。
そう、このイヤホン物凄く丈夫なのだ。
以前記事で書いたようにイヤホンを使用して音楽を楽しむ際の一番の敵は断線である。
昔奮発して買った、U社の高級イヤホンが一ヶ月もしないうちに断線したときは本当に泣きそうになった。
高級機種であれば、ケーブルが着脱可能になっていて断線してもケーブルを買いなおせば直せるのだが、そういう問題ではないと思うのだ。
単純に買いなおす手間と支出、買いなおすまでイヤホンを使用できないし、さらにいうとケーブルの替えなんて売ってるニッチな店がそもそも殆ど無い。
また交換できるのは上位の高級機種の話であり、普通の価格帯のイヤホンは断線した瞬間、ゴミ同然と化してしまう。
もはや、イヤホンの寿命=断線するまでと言っても過言ではないだろう。
その点ではEar podsは非常に優秀である。
かれこれ二年ほど、ほぼ毎日使っているが未だに断線しない。
圧倒的な強度である。
また表面の作りがシンプルであるので、汚れも溜まりにくいし、壊れるポイントも少ない。
替えがきく、常に売ってる。
他の人はどうかは知らないが、私にとってはこれが重要なポイントなのである。
「壊れたら、今まで試したこと無いやつを試せるチャンスじゃん。」
私もそう思っていたし、それが正しいと思う。
だが私は曲がりにも音楽を作る側であるので、普段聞いているイヤホンが変わると基準が変わってしまい、困るのだ。
意外とイヤホンの廃盤は多くて、人気の無いモデルなんかは頻繁に製造中止になってたりするものだ。
大体のイヤホンは一年二年使ったあと壊れたら、同じものを入手するのは困難である。
だがこのEar podsは天下のアップル製であるので、天変地異が起きてアップル社がつぶれてしまわない限り、一先ず安泰である。
またアップル社の方針的にも、頻繁に新しいモデルを出したりしないことも安心ポイントである。
安い
人にはよるが、あなたはイヤホンをどれぐらいの頻度で使うだろうか?
私はだが、基本的に毎日使わない日は殆ど無い。
もはや生活必需品のレベルである。
そう考えたら3000円、異常なほど安く感じないだろうか。
また、丈夫なので断線してすぐ買い替えと言うことも少ない。
正直もっと出しても全然かまわない。
ここに挙げた、Ear podsの長所を全て抑えた高級モデルが出ないだろうか。
付け心地が良い・疲れない
人それぞれではあると思うが、私はこのイヤホンの装着感が非常に好きだ。
非常に軽いし、寝ながら聴いても、逆立ちをしながら聴いてもちょうど良いポイントからズレない、本当に絶妙な形をしていらっしゃる。
カナル型のイヤホンでも装着感のよいものはあるが、どうしてもその特性上、耳の穴に突っ込まねばならず、ずっとつけていると疲れてしまう。そしてだんだんと耳の穴がガバガバになってしまう。
思いのほかリモコンとマイクが便利
知らない人のために説明すると、
コレの左側の棒みたいなもので、iphoneやipodで曲の再生、ストップ、音量調節、曲送りが出来るのだ。
さらに、マイクもついているのでこのイヤホンをしていればハンズフリーで会話ができる。
これが最高に便利なのだ。
というか、一度コレを使う習慣がつくと欠かせなくなるという方が正しいだろうか。
iphoneやipodをかばんやポケットに入れたまま操作できる、楽さ。
両手で何か作業をしながら電話ができるのも最高に便利だ。
遮音しないところがイイ!
これは価値観の問題だが、私はここが気に入っている。
シンプルに外出中に外の音が聞こえないのは危ないからだ。
逆に、外の音が聞こえるということで、自分の音が外に漏れて迷惑になっていないか心配になるかもしれない。
ということで、電車の中でどれくらい漏れているかテストしてみた。
その結果、イヤホン自体の形状、耳の奥の方で音が鳴る形のおかげか、プレーヤー側の音量をマックスにしても電車内の喧騒のなかでは全く聞こえないレベルであった。
音量マックスの状態で気持ち悪いほど密着しなければほぼ聞こえないので、満員電車のときに少し音量に気をつける程度で問題ないだろう。
バンドマンや、音楽制作者にもおススメ
高機能で、丈夫だからというわけではない。
このイヤホンiphoneやipodに付属してくるおかげか、かなりシェアの高いイヤホンなのだ。
そう、このイヤホンで音楽を聴く人がかなり多数いるということである。
とくにCDを作るときなんかは、ある程度リスナーの再生環境を考慮して、それにフィットするような音作りが求められる。
かつてのCDは、ラジオで再生されたときに大きく目立つ音にするために競って際限なく音圧を高めていった時代があった。俗にいう音圧戦争である。
では今の時代ではどうだろう。
少なくとも、多数派を占めるこのイヤホン、Ear podsのことを無視するわけにはいかないだろう。
音質
ここまでべた褒めできたが、恐らく唯一の欠点といっていいだろう、やはりEar podsは音質面で高級機種には勝てない。
だが高級機種には勝てないものの、イヤホンとして求められる音質と言う意味では、かなり高音質であると思う。
具体的にいうと、
短所
・音の解像度が悪い
音質面において私からみた短所はココのみである。
解像度というのは要するにどれだけ細かく、音源に忠実に音を再現できるかということである。
だが、この解像度が悪いというのも、一回りも二回りもランクが上の高級イヤホンと比べてでの話である。
同程度のランクのイヤホンと比べると出音のバランスもあいまって圧倒的な解像度を誇る。
基本的に低音寄りだったり高音寄りという味付けに分類されるものは好みであり上下は存在しないが、解像度だけは好みではなく、ハッキリと上下が決まる。
なので、音質を追い求める人は素直に高級機種を買うしかないのだ。
長所
・出音のバランスが非常に良い
本当にすばらしいバランスであると思う。
多くの低価格帯イヤホンが音質では勝負できないためか、パッと聴いたときの迫力を重視して、やたら低音が出るモデルが非常に多い。
だがEar podsはiphoneの付属品としての役目もあるためか、味付けの少ない原音に忠実な音バランスになるよう作られている。
また良いバランスのため、ジャンルを問わず使うことが出来る。
あれもこれも、いいもなら何でも聴く雑食の方にはおススメだ。
・低音がつぶれない
大事なポイントだ。
低価格帯のイヤホンでは、やたら低音を出すくせに低音がつぶれるものが多い。
本末転倒というかなんだろうか。
また低音が沢山出るイヤホンでは、使っているとすぐに耳が疲れてしまうが、このEar podsは疲れにくい音質をしている。
また価格帯のわりに定位感と広がりが良いし、どんな音量でも音が安定するところも評価したい。
まとめ
要するにこのイヤホンは、音質では最高レベルには敵わないものの、その他の利便性が圧倒的であるイヤホンということである。
またその短所の音質も、イヤホンというものの使い方を考えてみれば、十分過ぎるほどである。
どうだろうか、Ear podsが最強のイヤホンに思えてこないだろうか?
もしかしたら、もしかして、イヤホンをデザインする人がこの記事を見ていたら、是非これらの特徴を持った上で高音質なモデルを作って欲しい!
頼む!多分ちゃんと宣伝をすれば、結構売れると思うぞ!