Iron & Wine インディーフォークなるもの
フォーク、と言われると僕なんかは陽水さんや長渕剛のようなスタイルの音楽を思い浮かべるし、きっと僕以外の多くの人もそうだろう。
正直なところあまりフォークという界隈に精通していないので具体的な傾向ははっきりとは言い表せないが、アコースティックギターを用いて歌にフォーカスを置いたシンプルな音楽、そんな感じだ。
今日紹介したいのは海外のフォークシンガー、Iron & Wine
インディーフォークというカテゴリに分類されるそうだ。どんなものか是非聴いてみて欲しい。
民間音楽
聴いてわかる通り前述した日本のフォークとは違った様相の音楽だ。
日本でこういった音楽をやっていてもきっとフォークとは呼ばれないだろう。
起伏は少なく、淡々と進行してゆく。
そこになんだか生活のようなものを感じるし、本来の意味でのフォーク音楽をしている、そんな風に思わされる。
ボブディランの"風に吹かれて"を引き合いに出せば、こんな風に誰でも口ずさめるような、人々の生活のスキマに入り込むような音楽、それこそがfolk(民間の)音楽の原型ではないだろうか。
そういった意味でIron & Wineはフォーク音楽としてふさわしい恰好をしている。
飾り気がなく、毒もなく、一度聴いただけではなかなか耳には残らないが、ずっと聴いていたくさせられる楽曲ばかり。
ギターの強弱や少し掠れた歌声が耳に優しくたまらなく癒されてしまう。
インディーフォーク、いかがだっただろうか。
僕はすっかり気に入ってしまった。
みなさんもぜひ、掘り下げてみてほしい。
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IRON AND WINE
Sub Pop Records
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