一歩先のアーバンオシャレをキメるならこのバンドだろう。CICADA
「おお、こんなバンドが日本にいたのか。」
久しぶりにこんな風に思えるバンドに出会えたと思う。
最近のバンド・・・
ポジティブにいえば日本のカルチャー、シーンを作り上げているという捉え方が出来るが、
ネガティブに言うと、みんな唯一無二とかいいながらうわべだけ違うようにみえて本質的にはなんら変わりないバンドばかりのこの世の中。
確かな軸を持って結成された彼ら、若手J-popバンド、CICADA(シケイダ)を紹介したいと思う。
ブラックミュージック+Jpop=CICADA
CICADA - door
一聴すると、打ち込みかなんかのアーティストかと思うかもしれないが、れっきとしたバンドである。
黒人音楽のヒップホップ、トリップホップあたりからの影響だろう、
まさかのハイハット、スネア、キックドラムのみで構成される漢のドラムキットで、黒人音楽特有のあのビートを表現しようとしている。
その黒人ビートとJ-pop、トリップホップ界の旗手、ACOを髣髴とさせる透明感のあるメロディと歌声を持つボーカルが重なる。
かくして都会的で繊細な音感覚とこれまた都会的なポップさを兼ね備えた音楽、CICADAとなるのだ。
CICADA - Naughty Boy
彼らの1stアルバム、最近発売されたばかりなのだが、その中から一曲。
このクオリティで1stアルバムというのだから驚きである。
黒人音楽とJ-popの合間、バンド編成という制約の中でルーツのそれぞれの良さが発揮される絶妙なラインを見出していると思う。
寧ろ一発目から、このスタイルの音楽表現の完成形に近いところまでいってしまったのではないかと言うぐらいだ。
まだまだアルバムが出たばかりに言うのもなんだが、次どうくるのか、期待値が高いバンドだけに非常に楽しみである。
CICADA-夜のおわり
最後は彼らのライブ映像で締めよう。
もう一つ言い忘れていたが、このバンド、ボーカルのルックスが非常にいい。
フレーズの合間に流し目で目線を逸らすあたりなんか最高にエロいし、確実に彼らの武器の一つであると思う。
抜群の音楽性とルックス、演奏力もいい線いっている。
水面下では火がつき始めた気がするが、巷で流行り始めるまで後一歩のところなんじゃないだろうか。
アーバンオシャレをキメるためにはCICADAが必要不可欠といわれる時代はもうすぐだろう。