おい日本人!だから邦楽ロック売れねえんだよ!
よう、野郎ども。
メンヘラ熟女のさやPだ。
こないだマッサージに行った(性的なものではない)中国語しか話せないオバちゃんに全身揉まれてぶっ飛んだ。自分でお金払って気持ちよくならないと誰も気持ちよくさせてくれn(ry 取り敢えず、私は怒っている。私がモテないのは世の中が悪いんじゃない、多分私が悪い。
そして、邦楽ロックが世界で売れない原因、それはお前ら日本人が作ってるんじゃねーか!
耳をかっぽじって良く聞け、この敗戦国!
音源が手に入らない
前提として、音楽が売れないことに関しては日米共通。詳しくは別のライターが既に執筆してくれているのでご参照頂きたい。
音楽パトロールをして、邦楽でいいな!と思って買おうと思っても、iTunesを含む配信で手に入らないバンドがある。
音源欲しいバンド
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iTunes USAにない
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iTunes Japanにログイン
↓
米国のクレジットカードが使えない!涙
最終手段はCD…海外在住の私は、Amazon Japanもしくはタワレコ, HMVなどの国際配送でCDを買わないとダメ…。しかも、CD+国際配送料でCDが倍の値段になる。廃盤になったCDはオンライン中古ショップからしか買えない。
レコード店によっては、海外配送をしていないお店も多々ある。その場合、
レコード店(オンライン購入)
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実家
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オカン(また土曜日に郵便局行かなアカンやないの!)
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NYの私
と、オカンを仲介しないと手に入らないものもある。
どうしても欲しいCDは買うけど、ちょっと「いいな」と思った程度だとわざわざ買わないでYouTube/Sound Cloud等で我慢する。日本人の私でこれなのだ、現地の外国人だとどう思うだろう?AmazonやHMVに英語表記はあるけれど、正直日本からわざわざCDを買わないだろう。とにかく、邦楽購入のハードルが高すぎる。(利権絡みのオトナの事情で配信産業は難しいとの噂も聞く)
音源が必要な理由
先進国と思われているらしいが、ニューヨークは発展途上国である。
なんしか、地下鉄に電波が殆どないのだ。NYの千葉ニュータウン在住の私は、通勤片道40分の地下鉄で音楽が聞きたい。そうなると、インターネットでのストリーミングで聴くのは不可能に近いので、iPodやiphoneに音源を入れておきたいと思う。また、郊外在住で車通勤の米国民も、ストリーミングで聴くと携帯データ代が掛かるので、やはり音源が欲しい人が結構居ると思う。
アメリカでは、ほとんどCDが売っていない
iTunesなど配信の普及により、米国のタワーレコード、HMVは2006年頃に軒並み倒産。CD屋さんなんて殆ど見かけない。私が出向くのは、中古レコード屋さんくらいだ。レコード屋と併設してCDが置いてある場所が多い。
若干ではあるが、未だにCDでリリースしているバンドがいるので、試聴できるお店も数は少ないが存在する。そんなレコード屋さんでさえ、殆どがUS, UK, ヨーロッパの音楽ばかりで邦楽CDは皆無に近い。日本は未だにCD大国なはずなのに、海外での邦楽ロックの知名度は絶望的だ。
邦楽は案外イケる
BABYMETAL, ホルモン, PERFUME、ワンオクなど、海外で売れているグループもあるように、邦楽はイケる。
私がホームパーティー等の、アメリカ人が集う場で「お前らサムライ•ロックだ、聴け」と、このサイトに載っている系統の音楽を米国人に聞かせてみると、案外反応が良い。「クール!バンド名教えて!」とか「Facebookでリンク送って」などと良く言われる。クオリティの高い邦楽ロックが日本に埋まったままなのは、同じ日本国民としてとても寂しい。私がこのように地味にプロモーション活動をしたところで、米国に住む日本人はそんなに多くない。それに、日本でさえ完全にアウェイの私達地下室市民のようなアンダーグラウンドな音楽好き日本人は、一体海外にどの位いるのだろう…。
ワイオーミング州(米国人にネタにされるド田舎の州)の夢見るロック少年に邦楽ロックが届くのは非常に難しい。彼らも結局、ニルヴァーナに憧れてギターを弾き始めるのだ。だから、アニメのタイアップになったバンドが売れる傾向にある。逆に考えて、アニメのタイアップを駆使しないと邦楽の良さが伝わらないのは悔しくてならない。
アメリカ人から見た、テレビに映るアイドル•芸能人•音楽
日本に数ヶ月だけ滞在していた自称音楽通の米国人が、日本のテレビを観てボロカス辛口コメントを寄せていた。彼は全く日本語が理解できないので、全部視覚と聴覚のみの情報から得た印象が以下の通り(ロキノンのインタビュー風に読んでね):
- アイドルグループの女性が全員同じ顔に見える。可愛いが没個性。音楽はクソ過ぎる。顔が可愛いだけで国民総出で夢中になるなんて情けない話だわ。(ドヤッ)
- アイドルグループの男性はナヨっとしてて魅力がない。サムライは絶滅したのか?こんなのが売れてるって日本大丈夫なの?笑
- 楽器弾かないバンドとか、音楽disってんの?(おいおい、お前はV系バンギャの恐ろしさをまだ知らない…)
- 米国の売れ線は、音楽としては悪くないし歌もダンスも上手い。売れ線に実力がある。Jpopは聴いてて『何も感じない』音楽がほどんど。ネタにする程ヒドければ面白いけど、そんな面白ささえないし、実力ある奴が殆どいない。素人のカラオケかよ。
- 言葉は分からないけど、演技ヘタクソな奴がドラマに出てて驚く。顔が良いだけで役者と歌手の両方なれんの?コマーシャルも同じ奴ばっか出てる気がする。(米国では、TVCMは売れない/売れなくなった三流役者が出る事が多い)
- 売れてる邦楽ロックは洋楽のコピーっぽくて詰まらない。俺らの真似ばっかじゃん?(ドヤッ)
- 20年前のアメリカのテレビ観てるみたい。全体的に時代遅れ。(ドヤッ)
お前らああああああ、悔しくないかあああ!!!
ちょっと戦争に勝ったからって、このドヤりっぷり!
『りんごの唄』百回聴いてから出直してこい、このメリケン!
しかしながら、一理ある。
残念ながら、テレビに映るのは「売れ線」ばかり。
短期滞在で日本に来た外国人が、日本のテレビを観て「ああ、日本の音楽ってやっぱクソだな。でも日本の飯うめえ。スシうめえ。つか忍者もゲイシャもいないじゃん。日本のAV女優可愛いけど陰毛ボーボーなのが惜しい。」って印象だけを手土産に祖国に帰ると考えると、やはり邦楽を応援したい日本国民としてはとても歯がゆい。
じゃあ、どうすればいいのか
そんな事、分かっていれば苦労しない。
ない頭で考えてみたのだが、どう思う?
- 邦楽のオンライン配信+購入をもっと活性化 (iTunes USAが望ましい)
- 悔しいが、入り口はアニメ。アニメのタイアップを狙って、今後も邦楽を認知させる
- 世界のアニオタに向けて上手にマーケティング
- 海外のレコード屋に直訴して試聴コーナーに音源を置かせてもらう
- 海外で人気の日本人バンドと対バンやコラボをする
- SNSのお知らせに英語表記を追加
- 動画の歌詞に英語字幕を付ける
- LPでもリリース
- 海外遠征(海外フェスに応募)
- AV女優は積極的に陰毛処理(ツルツルかちょい残し推奨)
実際のところ、音楽業界は米国も非常に厳しく、ほとんどのバンドがライブとグッズの収入で生きている。唯一売れる媒体と言えばLP(vinyl, レコード)なので、最近のバンドはLPとmp3のデータと一緒に販売している(邦楽もその動きがあるとの噂も聞いた)。
私が1月にライブに行ったマリリン・マンソンは、チケット購入と同時に無料で新アルバムのデータがメールで送られてきた。音楽を売るというよりも、率先して無料で聴いて貰おうとしているバンドが多いので、音楽媒体の売り上げにあまり執着していない印象もある。無料で提供してライブに来てもらう方が儲かると言えば儲かるし…。上記は言うのは簡単であるが、実際のところ予算の関係で難しいのも百も承知だ。
最後に
私の大好きな神聖かまってちゃんから歌詞を借りよう
“最近の曲なんかもうクソみたいな曲だらけさ!
なんて事を君は言う、いつの時代でも
だから僕は今すぐ、今すぐ、今すぐ叫ぶよ
君に今すぐ、今、僕のギター鳴らしてやる”
「ロックンロールは鳴り止まないっ」より
お前らのその劣等感、落武者・サムライスピリットを全部音楽にぶち込んで、思いっきり鳴らして、こっちまで届けてくれ!!頼んだぞ!!