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作り物で押し固めた音楽、Goose Houseをボロクソに批判したい。

2016/11/22

 Eラン大学のフォークソング研究会のガイダンス用写真みたいだなこれ。あいつらがフォークソング研究してるの見たことがない。肉体関係研究会とかに改名したらいいのに。

 見たことないだろうか、Youtubeで気になった曲のMVを探していると、その一つか二つ下、または関連動画の欄に並ぶ気合の入ったサムネイルのカバー動画。音楽業界のコピー忍者カカシ、愛されないカービィ、カバーという名の強姦。

 目当てのMVがあるとかならまだマシ。なんらかの理由で公式に公開されていない場合「俺たちの曲だぜ!」と言わんばかりに堂々と最上部に表示されるアレに不快な思いをしている人も少なくない。

 ここまで読んだ皆さんお察しの通り、僕はこのグループが嫌いだ。ファンの人は読んでも不快な思いをするだけだ。なにも嫌がらせしたいわけじゃない。「こういう意見もあるんだな」と捉えられる心の余裕がない人はブラウザバックだ。

 そんなわけで、ちゃんと注意したので思う存分難癖をつけたい。少なからずいるであろう、こういうのが生理的に無理で我慢ならないという人たちの感情整理か何かになればと思う。それでは。


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顔面がアムウェイ

 音楽について批評すべきサイトで、見た目の話から入るのもどうかと思うが、僕がまず真っ先に気になったのは顔、表情だ。

 人間の脳は視覚情報が87%を占めるらしい。動画を開いて2秒で僕の87%が彼らの顔に拒絶反応を起こした。

 個人的な趣味なんだけれど、僕はこういう芝居掛かったパフォーマンスがとても嫌い。なんか、詐欺師の話を聞かされているような錯覚に陥るのだ。青春観を押し付けてくる運動部の先輩みたいな、ひとの心に土足で上がり込んできて冷蔵庫を勝手に開けられるような嫌さ。

 僕は歌が上手いとか下手とか編曲作曲どうこうよりも、やってる人間のアツさとか気概に惹かれることが多い。邦楽は特にそう。そういう感動みたいなのを求めてライブに通ったりする。

 その観点から言うと、彼らの顔面に張り付いた薄気味悪い作り物の表情が、おぞましくて仕方がない。Siriにお世辞を言われた時と同じような生理的嫌悪を感じる。自分の歌のパートが回ってきた時の彼らの表情と言ったら「ああ、私いま感情こめて歌ってますよ!?こもってますよ!?」というような相手からの印象を気にした前のめりの表情筋だ。負担でもない軽めの荷物を女性から取り上げ持つことで「俺やさしいだろ」とドヤ顔をするタイプの面倒な男のような自己アピールの押しつけがましさを感じる。

 歌っている時だけならまだしも前奏の時点で恍惚とした表情をしている後ろのアコギ男は、なんだ、ケツにローターでも入ってんのか。人のパートを口パクで歌うな。笑うな。こっちを見るな。

 

大量生産ボイス

 一般的に「歌が上手い」という人はどうしても声が似通る傾向にある。主に「V系声」「歌い手声」そしてGoose Houseのみなさんの「ボイトレ声」だ。

 声の荒やクセ、その他教科書から外れた要素を排除してゆくとだいたい同じ声におさまりがつく、韓国で美容整形するとだいたい似たような顔に落ち着くのに似ている。

 上記の人たちの声がまさにそれだ。たしかにクセなく聴きやすいかもしれないが、全く人間味とか個性はない。なんならGoose Houseの数多いるメンバーの誰が誰と入れ替わっても熱心なファン以外は区別がつかないだろう。なんていうか、カップラーメンみたいだ。お湯を注げばいつでも一定の味が楽しめる、そういう声。それが心地いい!っていう人もいるんだろうけど、僕はそこにあんまり面白さを感じない。

 演奏もコーラスも教科書通りだ。「まぁそうなりますよね」という構成。たまにバンジョーなんか入れてくるがその物珍しさだけで押し通すのみで、新しい切り口なんてものは全くない。

 

四月は君の嘘

 四月は君の嘘という漫画・アニメをご存氏だろうか。知らないなら是非見てみて欲しい作品だ。

 ざっくりと概要を説明すると、主人公の有馬公生は幼少期より元ピアニストの母から虐待とも思えるようなピアノ英才教育を受けており、機械のように完璧な演奏でコンクールを総なめにしていたが、ピアノは彼にとって母親のご機嫌取りにすぎず、類稀な音楽の才能を持ちながらも全く音楽の楽しさがわからないまま遂には母親の死をきっかけに完全にピアノから遠ざかってしまっていた。そんなある日、クラシックあるまじき型破りな演奏をするヴァイオリニストの美少女に出会い惹かれ振り回されてゆくうちに、有馬少年が見失っていた音楽の本来の楽しさを彼女から見出してゆく、という話だ。

 その四月は君の嘘のアニメOPにグーズハウスの楽曲が採用されている。

 Goose Houseの音楽は、四月は君の嘘の作中で否定されている、面白味のない楽譜をなぞるだけの清潔な音楽そのものだ。中身のないパフォーマンス音楽だ。漫画自体は最高だが、アニメのこの人選はどうかと思うのだ。

 

おわりに、市場展開について

 彼らはソニー主催の共同生活企画PlayYou.Houseの出身であり、テラスハウスのような茶番じみた共同生活を送りつつ音楽を演奏する。という体の複雑な内情を持ったグループである。

 ソニーのバックアップ、共同生活の話題性、そして有名曲を片っ端からカバーすることで露出を計りニッチファンの獲得に尽力し、各種ウェブマーケティングが功を奏し今に至る。というわけだ。結果的にはアニメの主題歌になるほどの知名度とYouTubeの再生回数を獲得しているのでこの戦略は成功と言えるだろう。

 だけどまぁ、メンバー入れ替わり立ち代わりの大所帯であり、バックボーンのでかさから小回りが効かない上に、個性がないので代わりが効く点と、ファン層がライト層中心であるがために購買力に繋がらない点から、デカすぎる体躯に血液が行きわたらず四肢末端から腐るように死んでゆくのが容易に予想される。

 大手レーベルは本当になにがしたいのかわからない、おっさんが現代からズレた価値観を引きずって的外れの企画を打ちまくり踊らされた若者が死んでゆくばかりである。実際Goose Houseには個々で闘っていたらもっと他の道があったのでは?と思えるようなメンバーもいる。売名にしても個々のブランディングは事務所の意向にないらしく、Goose Houseという名前だけが独り歩きするばかりだ。

 にしてもGoose Houseって酷い名前だと思わないだろうか。ガチョウの家、種目は違えどほぼほぼ「烏合の衆」と言わんばかりのネーミングだ。

 

 ひょっとしたら一羽が白鳥となって飛び立つかもしれないが、あまり期待はできそうにない。

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