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ちゃんとバンドを応援してない奴に解散を嘆く資格はない。

2016/07/16

バンドが解散してしまうということは、もうそのバンドのライブは二度と見れず、新曲も出ない、ということである。そしてそれに嘆くファンは少なくない。探さなくてもバンドの解散・脱退情報は勝手に耳に入ってくる。もはや年中行事である。

みなさん「自分の好きなバンドたちは平気」なんていう風に思ってはないだろうか。

ろくに応援もせず、レンタルでアルバム借りてiPodに入れTwitterのプロフィール欄に名前を並べて、そのバンドが失速してきた頃には別のバンドに飛びついて、いざ解散となった時だけ
「うわぁ…ショック…大ファンだったのに…」
おもしろ人間かね君は。矢口真里と同じ手口ぞ。

バンドは儚い

suisou09_____

バンドという生き物はめちゃくちゃ脆弱な生き物である。風吹けば死ぬ。モンスターファーム2のモンスター並みにストレスに弱く、金がかかり、他のモンスター(バンド)に打ちのめされるとすぐお亡くなりになられる。バグ技でも使わないかぎり、レーベルと契約できるくらい成長するバンドはほとんどいないのである。だいたい誰かが就職して空中分解しがちだ。

みなさんが応援しているのは、運良くその戦いに勝ち残った屈強なバンドたちだが、所詮バンドはバンド。大当たりを打つか、敬虔なファンを一定数確保しない限り金銭的安泰は無いのである。

「レーベルと契約」と一口にいえど、形態はさまざまで、一定の給料をもらってそのレーベル下で活動するバンド、給料なしでプロデュースだけお願いしているバンド、何なら形だけの契約で「もしかしたらちょっとは売れるかもしれない…」とペロリと唾つけられただけのバンド、といろいろだ。

とにかくそんなわけでバンドマンはみなバイトをながら地価の高い東京で夢を食べて貧乏暮らし。餓死しちゃうよ。そりゃファンぐらい食うだろ。食わせといてやれよ。

そんな金銭的保証もない中、バンドを続けるのは結構なハードワークで、一年に一枚アルバムつくりながらライブしてツアーしてバイトして…なんてそこらへんのサラリーマンより忙しい。

20すぎてバンドぐらしでは地元の両親は心配するし、世間体も良くない。同じ事を一緒にやってればメンバーと衝突する事もあるし、ささいな軋轢が日々のストレスで大きく膨らみ…、なんか書いてたらすごい気持ちが落ち込んできた…なんだよこれ…もうやめにしよう。とにかくバンドは大変なんだよ。わかったかい。

 

バンドはファンで持っている

きれいごとで済ますわけではないが、実際のところバンドの生命線はやはりファンの存在だ。
自分たちの活動を応援してくれる人たちがいることが、暮らしのストレスを麻痺させてくれる。そういうところで精神バランスをギリッギリ保っているのだ。

学生のみんなにはあまり実感のない話だが、学校を出るととたんに世の中が牙を剥いてくる。基本的には「金払え」しか言われなくなる。住民税、所得税、国民保険や年金、通信費、光熱費、公益費、再来年から消費税は…うわ!なんだこれ!すごい気持ちが落ち込んできた!なんなんだよまったく。助けてくれよ。

そんなわけで何を存続するのも最終的にお金がないとどうしようもなく、その「お金」部分もファンのみなさんが頼りというわけだ。CDを買ってくれるなり、ライブに来てくれるなり、グッズを買ってくれるなりするだけでレーベルからの契約を存続できるわけだ。

Youtubeで聴いてTSUTAYAで借りて…と、入り口はそれでもいいが、そんなんばっかじゃバンドもひからびてしまう。レコーディングにかかるお金を考えればCDなんて破格の安さだが、それすら売れないんだからそりゃ解散してしまう。

 

解散してからじゃ遅い

バンドが解散してから騒いでも後の祭りだ。そのバンドが本当に好きなら、ちょっと服を買うのを我慢して、ちょっと遊びに行くのを我慢して、彼らの活動を応援しよう。もちろん支払った金額に見合うリターンを彼らは返してくれることだろう。

繰り返すが、解散してからじゃ遅いよ。

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