世界は"日比谷カタン"を知らなすぎる
"日比谷カタン、それは、
まるで美しい蠅男のようだ。"
日比谷カタン(ひびやかたん)は、日本のシンガーソングライターだ。
和服に中性的な顔立ち。和服。使い古して汚らしいアコギ。日本が生んだ鬼才。
植松伸夫が彼の音楽を聴いて「久々にお腹をこわしてしまいました」と言ったのは伊達じゃない。
何か聴いてはイケナイものを聴いてしまったような感覚になるぞ。
万の言葉で彼を表そうとしてもうまく表現できない。
もう、観たほうがはやい。
ニコニコ動画風にタイトルをつけるなら(全部一人で演奏してみた)『 』(日比谷カタン)
だろう。
知っていてもこの動画だけ知っているやつが多いんじゃないだろうか。これは彼の一面にすぎない。
リファレンス音源を聴いてほしい。
あまりの再現度に笑ってしまう。女声と男声が切り替わる忙しなさ、曲への愛情、色んなもの含めておもしろい
さて、言葉で説明しよう。(公式HPより引用)
サブカルティックな歌詞、多重人格な歌声、テクニカルなギターを駆使し、ありとあらゆるジャンルが融合したユーモラスかつ独創的な世界観を構築。耽美で中性的な容姿とは裏腹の、噺家のような洒脱なトークをも交えたステージングが高く評価される。
言い得て妙だ。これ以上の説明はないだろう。
次に彼の代表作、『対話の可能性』を聴いてもらおう。
公式HPに偽りなし。
なんだろう、全くキャッチーじゃないのに、このポップ感。恐ろしい。
そして彼、『対話の可能性』からうっすらわかるかもしれないが、ジャズ畑の人らしく、
フランスのジャズフェスティバル等で活躍している。そしてフランス語がペラペラである。
先ほど紹介した『対話の可能性』も本当のタイトルはフランス語だ。
彼のトーク&ライブに行ったことがある。
『弾き語り』だった。
ほんとの意味でギターを弾きながら饒舌に語っていた。ギターも饒舌だった。
しかし、これだけの超絶技巧を持ちながら、彼自身の魅力にアコギが霞んで見える。
アコギはあくまで彼の引き立て役でしかない。
最後に一番好きな動画を貼って彼の紹介を終わろう。『フェイクファー』という彼のオリジナル(?)曲だ。
彼の魅力が最大限に詰まっていると私は思う。努々途中で切ることなかれ。
もう一度ライブに行きたいアーティストの一人だが、あまり来ない。絶対行くのに。
これはマストバイだ。最近インポ気味のやつにおすすめだ。