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水曜日のカンパネラの映像を見ながら「なんだこれ」と言い続けるだけの記事

2016/07/16

 "意味不明"にぶん殴られ続けているような気持ちだ。よしてくれ。

 前衛芸術というヤツは基本的に僕らの気持なんか置き去りで、理解に苦しむような奇抜を押し付けて「これがアート!!」と断言してきやがる。これはね、暴力です。

 どうしても世の中には「物を理解できる=優位」みたいな風潮がある。アンデルセンの「裸の王様」を思い出してほしい。一介の仕立て屋の「え、バカには見えない服なんですけど、見えますよね?」という一種の同調圧力に国全体が動かされてしまったという話だ。最後は空気を読むことを知らない純粋な子供に「王、裸やんけw」と看破されるというオチだ。

 水曜日のカンパネラに当てはめて考えて欲しい。「この前衛的な音楽スタイルがオシャレなんですよ。わかりますよね?」と

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 水カンの作詞作曲担当、ケンモチヒデフミ氏に迫られた私たち現代日本人。コムアイの可愛さとハイファイなサウンドにまんまと空気を読まされてしまい、YouTubeのコメント欄に称賛のコメントを書き込んでしまうわけだ。これもたぶん純粋な子供に見せたらば「意味、不明やんけw」の一蹴にて閉幕よ。残念なことにそんな発言力のある子供がこの国にはいないけども。

 そんなわけで、一回冷や水でも飲みながら冷静になって水曜日のカンパネラの映像を見てみようと思ったワケ。レッツゴー。

 まず脚立の上に立つな。心配だから。

 そんでカーディガンがデカい。彼シャツとかで説明のつかないデカさ。彼氏小柄な巨人か。あと内側に着てるワンピースの色柄がピーキーすぎる。商店街のババアがやってるブティックの一点物だろこれ。

「水曜日のカンパネラが桃太郎をやりましたあー」

 どちらかと言えば今から始まるんだよ。

 そんでコムアイがしきりに会場にマイク向けるんだけど、会場の音声一切集音しない。客、もっとがんばれ。見に来てるくせに、ちょっと引くな。

 

スッキリ出演映像

 加藤浩次、顔。

 要するに「斬新です!」「大人気です!」「俳優も聴いてます!」みたいなことを必死にレポートしているんだけども、完全に理解が追いついていないワイプの加藤浩次の顔が全てを台無しにしている。がんばって「良いじゃん」みたいな顔して加藤。

 

ゲリラ路上ライヴ

 フレイザードかよ服。

 

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*参考画像

 上3つの映像から共通して思うことなんだけど、心が強すぎるよコムアイ。この点に関してはホント同年代の女性部門で国体出れるくらいだよ。

 普通の22歳なんかテレビでてもあんなに堂々と喋れないし、ましてや渋谷のど真ん中で道行く人にせせら笑われながらもちゃんとパフォーマンスをやり切るなんてね、並大抵の精神力じゃ無理。どんな幼少期だよ。

 

そこらへんのアイドルはコムアイを見習ってほしい

 この「女の子が一人で歌い踊る」というスタイルは、アイドルのそれに近しい。だけど今までいましたか。こういうアイドル。

 アイドルの「かわいい子がかわいさでファンを楽しませる」という固定観念を全否定し、力技ではあるが奇抜さと話題性だけの一本勝負で勝ち上がったわけだ。パフォーマンスのエンタメ性で言えば、そこらのアイドルなんか束になっても張り合いにならないだろう。もしかしたらコムアイはサブカルアイドルという新しいジャンルを開拓したのかもしれない。いや誰も後に続けないけれど。

 たとえばだよ。30過ぎのオッサンに「今度パフォーマンスで鹿、解体してよ」って言われてさ。できますか、みなさん。僕は自信ないよ。鹿、カワイイし。

 音楽として各所でべた褒めされてるのはなんか変な感じだけれど、エンターテインメントとしてコムアイを追いかける人の気持ちはわからなくはないかもしれない。

 

 まぁ、でもね。決して疑っているわけじゃないんですけども。万一ということもありますしね。一回、薬物検査はやった方が良いんじゃないかな。

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