崎山蒼志くんの動画がプッシュされすぎてて鬱陶しい
と、思ってる人少なくないんじゃないでしょうか。
人間は押し付けられると逃げたくなる。TikTokの広告だって一度きりなら嫌悪感はこれほどまでではなかったはずだ。世間の槍玉に挙げられることも、なかったはず。
しつこいっていうのは、嫌われる。とにかく。大昔から言われている。だからYouTubeのオススメ動画に崎山蒼志くんの動画を表示するのはもう勘弁してほしいという話で。
オススメ動画に表示されるだけならばまだしも、我先にと言わんばかりに猫も杓子も彼を絶賛。ひねくれ者の俺からしたらば文句の一つでも言ってやりたいなと、15才に、人の心がないのか俺は。
本当に天才か?
ちょっと若い人間が頭角を表すとレコード会社はすぐに
「若き天才あらわる!!」
とレッテルづけて売り出してまあ。4〜5才若いだけで、上の世代ならお話にならんクオリティの代物だったりする。
けどこれは天才。悔しいけど。
コード進行が一般的なものから逸脱しているのに歌メロディがすごくポップで聴きやすい。バンド編曲したらめちゃめちゃかっこよくなるんじゃないか。
歌詞も伝わりづらいけど刺さる、そんな言葉選びで20代に探してもなかなかこんな人材いない。
ただ、一個だけ文句を言いたいのが、売り出し方が悪すぎると思う。
こんな話題になったのはいいものの、その舞台がバラエティ番組のステージで、学生服で登場させられて、世間に対してイロモノな印象が強くなってしまったんじゃないか。
例えばの話だけど、15才がやってる「今後めちゃめちゃおいしくなりそうなレストラン」と、50才がやってる「既にめちゃくちゃおいしいレストラン」どっちで飯を食いたいか、という話だ。
15才という年齢のインパクトは確かに強い、売り出し文句にしたいのもわかる。しかし結局、聴く側の視点に立てば年齢なんて全く関係のないことだ。
こういうバズとか言われるやつで、騒がれて担がれてついたファンというのは一過性のものが多い。ずっと生涯応援してくれるファンではない。だって、15才という年齢に飛びついた人間たちなわけだから、25才になったらば離れて行くのは当然だ。
なので、音楽的にももう数年寝かせて、ルックスも整えた状態で売り出すべきだと。
例えば、ぼくのりりっくのぼうよみくんがこのビジュアルのまま大々的に売り出されてたら、売れてたでしょうか。え?
俺が言いたいのはそういうことです。難しいことじゃない。売り出す前にちょっとだけ、寝かせる忍耐力をレーベルの大人たちは持つべきだと思うのだ。節操がない。
崎山君のバンド。レディオヘッド好きなのかな。
もちろん演奏は拙いところが多いんだけれど曲がとにかく良いから単純な編曲でバンド編成にしただけでかなり聴ける音楽になっている。俺はこっちの方が好き。ソロの曲の方が見てくれインパクトがあるけれど、曲としてはこっちの方が素敵だと思う。
ファッションもギターも良い、ナンバーガール向井みたいな垢抜けなさが逆に。
どうせ話題になるなら、あと少なくとも3年寝かせて、もっと完成された状態のバンド編成で聴きたかった。そう思うのは俺だけでしょうか。
というわけで、15才にムキになって記事に致しました次第です。みなさんはどうおもいますか。
それでは。