モテるためのドライブデートの音楽選び前編~まちがい編~
最初に申し上げておくと、オーバードライブの話は一切しない。
はじめに
特に何の取り柄も誇れるものも無くて、お世辞にも男前とも言えず
休日の昼間からどこにも行かずに1人でこのサイトを眺めてるあなたにも
最低でも半年に1回程度は女の子と2人で遊びに行く機会くらいはあるはずだ。
今回はそんなあなたに向けた、ドライブデートにおける正しい音楽の選び方を前後編の2部に分けてご紹介。
なお、曜日ごとに女の子をジャグリングするような輩は、こんな記事を見ているよりも
TOMORROWLANDかEDIFICEの新着情報の方がタメになるし
生まれてこの方デートなんかしたことないという御身は
トリアージで言えば問答無用の黒なので、僕にはもう為す術がない。成仏してくれ。
今回の記事を書くにあたり、男側だけの意見では説得力が無いだろうと思ったので
知り合いの女性であるS子氏に協力をお願いした。
S子氏は25歳のショップ店員で、好きな音楽はいきものがかりとワン・ダイレクション。
(ただしCDを買うほどではない)
休日は同僚女子と一緒にショッピングを楽しむ。という一般的な感性を持った、どこにでも居そうな女の子なので、彼女の意見はきっと参考になると思う。
(彼女の車の座席下には大量のBLドラマCDが隠れているが、多分一般的な感性は持っていると思う)
前編の今回は~まちがい編~と題して、「こんな音楽は選んではいけない」リストを危険度順にソートして
S子氏の意見を交えてご紹介していく。
ご婦人方におかれては、「こんな音楽を選ぶ男は地雷」リストとしても読んでいただけると思う。
こんな音楽は選んではいけない
1.無音
S子氏「静かすぎると気まずいし、ずっと喋り続けられると疲れます。一番嫌です。」
だそうだ。
ドライブ中のBGMは車の中という狭い空間内において
雰囲気の下地を作る大切な要素であることを念頭に置いて欲しい。
「無言でも全然平気だけどな」とあなたが思うのであれば、それはあなたがただの無神経野郎なだけだ。
だからモテないんだ。
「音楽なんか無くても俺のトークだけで楽勝っすよ」という人は今すぐラジオDJを目指そう。
自分のトークに価値があるかどうかは、そこで分かる。多分無い。
こんな話を聞いたことがある。
デートの当日朝にカーステに接続するはずのiPodを忘れてしまい
「iPod忘れちゃったわ」とあまり気にせずに1日を過ごした帰り
女の子から「この車って静かだね」と言われた。なまじ自分の車に自信を持っていた彼は
外界との遮音性を褒められたのかと勘違いして「一応いい車だからね」などとのたまった。
女の子は少し呆れたように、ため息をついた。
そこで言葉の真意に初めて気づいたが時既に遅し、という無神経野郎が居た。
あの日の自分をぶん殴ってやりたい。くそが。
次に行こう。
2.アイドル音楽
S子氏「人格を疑います。」
と厳しい一言を頂戴した。これに関しては補足がある。
「甲斐性とか男らしさを損なう気がしますし、女の子とのデート中にアイドルを持ち出してくるのがそもそもナンセンスです。」
だとか。
握手券のために買い集めたそのCDは、カラスよけに吊るすかフリスビーにして遊ぶだけにしておこう。
3.なんか暗い音楽
S子氏「雰囲気が重たくなるし、ちょっと危ない人じゃないかと思って距離を置いてしまいます。」
やはり大事なのは雰囲気だ。デートは楽しむためのものである。したがって極力明るめの音楽を選ぶべきである。
これは僕の話で、立場が逆になるのだけど、知り合って間もない女性の車に乗った時に
Coccoと鬼束ちひろがエンドレスでリピートされていたことがあった。
僕はそれ以来その女性と距離を置いた。僕だって命は惜しい。
4.なんかややこしい音楽
S子氏「ひねくれた感じがして、良い印象ではないです。気が散って会話が楽しめないです。」
彼女の想像するややこしい音楽と言うのは、多分プログレとかマスロックとかポストロックとか
その辺の類だと思う。
ためしにtoeを聴かせてみたら、「苦笑いすると思う。ボーカルが無いのも不自然。」と言われた。
いかに優しい音であっても、インスト音楽は一般的に見れば「ひねくれた感じ」がするみたいだ。
5.なんかうるさい音楽
S子氏「うるさい。」
僕もそう思う。ボリュームが大きすぎれば耳触りなのは勿論のこと、いくら音量が小さくてもやかましい奴はやかましい。
やたらと叫んだりベースがゴリゴリだったり。
ART-SCHOOLの水の中のナイフを聴かせたら、
「この人音痴じゃない?」と言われた。それは今関係ないだろうが。
前編のまとめ
ここまで出た意見で、選んではいけない音楽像がぼんやりと把握できたはずだ。まとめよう。
1.無音は絶対NG
2.アイドル系はヒかれる。
3.トム・ヨークとか木下理樹は独りの時に聴こう。
それらを踏まえて、後編では「選ぶべき音楽」を具体的に挙げていく。