MUSIC REVIEW AWARD 応募文章一覧
せっかく送ってくれた文章をお蔵入りにするのも申し訳ないのでなんとか読める形式にしてアップロードしました。
加えて、僭越ながら僕から読後の感想を簡単に一言加えて紹介させてもらってます。大手音楽メディア勤務のK氏にもコメント添えいただきました。良ければ今後の作文生活にお役立てください。
ハイスタはもう一度虹を見せてくれるのか
K氏:殴る〜の下りが地下室TIMESに寄せてて1万円欲しそうだなと思った。わかりやすく噛み砕いた文章で読みやすい。最後まで読めた(これ重要)。
体現する勝者、米津玄師。
K氏:内容は◎。最後の最後の脱字(終えよう思う)でずっこけた。
ダンサーっぽい格好したceroってどう?
石左:音楽とファッションの問題に、ceroで説明しているのは絶妙。ただ内容がちょっと難しいのでもう少し読ませる配慮をできると良いっすね。あと「ルックスがセールスに関わる」という部分からもう一歩発展して音楽自体のファッション性とかにも言及できると読者が読後に友人に読ませたいな~とシェアしてくれるような文になれるかもしれません。惜しい。
K氏:ファッションと音楽のトレンドはこれまでも噛み合ってきたものだし、今更感が否めない。これまでの歴史も少し振り返ることができると充実するかなー。
ライブにつまらんプレイを「持たず つくらず 持ち込ませず」が理想
石左:「Facebookでの結婚報告に『失せろ。』などと書き込めないことと同じだ」姿勢がレイジアゲインスト。怒ってる。理念があって良い。かっこいい。
K氏:好き。面白かった。
「ビジュアル0点!曲120点!のバンド、VELTPUNCH」
石左:ブス!SHISHAMO!みたいな記事書いてる俺が言えたことじゃないけど、0点は言い過ぎ。親いるんだぞ彼らにも。でも好きなのが伝わってくるのでセーフ。でも途中で良さの説明を放棄しているのがマイナスかも。
K氏:誤字脱字気になりマンなので曲名・アーティスト名間違える書き手は0点!
「米津玄師のにわかファン、集まれ」
石左:タイトル良い。知識はないけど、聴いたまんまを説明する!ってのもちゃんと素人目線(良い意味で)でナイス。しかし冒頭で女子高生であることを免罪符にしようとしているのがアンモラルすぎる。絶対許さん。
K氏:高校生でこれだけ書けるのすごいなーとただただ関心しました。キャッチーで読みやすいね。
オタク大好き!著作権ガン無視キモオタ系音楽ロリコア!
石左:文字サイズがバカ。内容は最高。
K氏:文字サイズで脱落しました。すみません。
名古屋じゃあメロコアしか生きれない
石左:僕、名古屋出身なんですけども、言ってることとってもわかります。シャチホコメロコア味噌バカの国です。誰か救え。
K氏:メロコアに興味ない私でも「なるほどー」となった。読みやすいね。
相対性理論-社会性+不謹慎=宗教法人マラヤという公式
K氏:宗教法人マラヤが好きなんだなという気持ちが伝わる文章。
Helsinki Lambda Club橋本薫への愛が止まらない
石左:「初めまして。橋本薫の顔ファンです」という好感度ゼロの自己紹介で始まり、主にルックスへの罵倒という地獄のような記事。女はマジでいつもこう。橋本くんは実物の方がかっこいいよねー
K氏:ストーカーっぽい女嫌いじゃない。いいと思う。
海外ゆとり新進気鋭ミュージシャン EDEN
石左:自己紹介と文章中のネットスラングが気になってしまう。スラングはその所属一派以外が耳にすると不快なので避けた方が〇。紹介してるアーティストは良いです!
「LOSERの米津玄師は水揚げされたタコか」
石左:タイトルオチ。文章がクドいが最後の「iPhoneから送信」がかわいいので全部許せる。
JQの正体、そしてNulbarichの商売
石左:こういうタレコミはアツい。とっても興味深い内容になっている。
K氏:読んでてワクワクした。テンポが良くていい文章。
「良い」だけだけどそれで十分。ヴァン・モリソン「Keep Me Singing」
石左:厳しいことを言うと、このタイトルを若年層がタップするとは思えないし、内容もこのアーティストを知っている人以外には厳しい内容かと思います。内向きというか、でも文章はトップクラスに上手だし意見性も高くて記事自体はいいものだと思います。惜しい。
Hi-STANDARDに感化され過ぎるな
石左:冒頭で結論が見えるのが良いと言えば良いし、悪いと言えば悪いです。冒頭で結論が決まり切っている場合は最後まで読ませる工夫が欲しいかもしれない。
back numberを馬鹿にする人と将棋部の人に宛てて
K氏:ターゲット層がわかるようでよくわからない。
ライブハウスに足りないもの
石左:不満と怒りを感じる。
結局、米津玄師とは何者なのか
石左:「才能がブレーキの踏み方を知らない。」
K氏:“川上洋平にのみ許された禁断の技である”川上洋平は踊れません。マジで。
ベスト盤の名前 どうあるべき?
石左:ベスト盤の在り方論。発想が新しい。
ライブを見に行くこと、バンドの評判を背負うこと
K氏:文章がとっ散らかってて読みにくい。
SEVENTEEN AGAINを聴いてから死ね
石左:文体が俺みたいで嫌だ。自分を持て。キリキリヴィラから持ってきたか、という感じ。チョイス良い。セブンティアゲイン良いよね。
おまえらは、SNOWで盛ってる女子をディスれんの?~ライブでの再現性について考える~
石左:俺の朝子に厳しい点、マイナスだ。ライブと音源の差異について考える記事。題材が良い。切り口も良い。
K氏:見出しと切り口がいい。
みんな覚えてる?ファレル・ウィリアムス
石左:知識として彼を説明するのに良い内容にまとまっている。派手じゃないけどバランスが良い。スマブラならドクターマリオぐらいな記事。
サインもらう?もらわない?
石左:題材は面白いです。けどちょっと内容が二ッチすぎて共感を得ずらいです。読者を惹き込める材料が欲しいですね。
最強のアニソンアルバム、ニンジャスレイヤーフロムコンピレイション『伐』
石左:これ俺書こうとしていたのに。一曲一曲の紹介よりもこのアニメと選曲の面白さにもっと説明できたら興味をより惹けるかも。
K氏:題材は面白いけど、分析と取材が足りない印象。このアニメの音楽を担当してる人に話聞くぐらいのことができたらいいのかも。
「野狐禅、嘘のない等身大について」
石左:やこぜんみたいなバンドの良さって説明の範疇にないというか、選んでいる題材が難しい。でもしっかり良さは説明できていると思います。あとは説得力がほしい。
K氏:私も野狐禅好き。
なぜ地下室TIMESはThe Pains Of Being Pure At Heartを紹介しないのか
石左:好きなのは伝わりました。好きなのはよい。ただYouTube張って「どうだろうか」つって感想を書く構文、読者の集中力がプールと給食の後の授業みたいになる。そこが残念。
ポルカドットスティングレイに見る自己プロデュース力の大事さついて
石左:内容に同意しかねる。けど視点としては面白いです。なるほど。個人意見貫いてください。
エレクトロニカの真打ち:Ametsubの"The Nothings of the North"
石左:ポエミィ。題材に引っ張られてるよ。導入には入門者への配慮があったのに後半完全に置いて行ってるのがマズい。でも知識考察としては充実している。
最近のBUMP OF CHICKENのMVキラキラしすぎ問題
石左:ファン向けの記事なんだけど若い世代を中心に怒りを買いそうな危うさがある。デリケートな配慮があると尚良い。
K氏:わかる。
ライブハウスの行き方
石左:不慣れな人は意外と困るライブハウスのハウツー。普通に役に立つ。
K氏:地下室TIMESに載せるものかどうかはわからないけど、あると助かる。
私の神様
石左:「長すぎるんで審査対象外なんですけど、よかったら目を通してください」とのこと。人の人生を覗き見したような気持になれる。長いけど愛がある。
「andymoriの1984がひたすらいいって話」
石左:一曲に対する長さじゃない。専門性が異常に高い記事。完全にファン以外の人間を見ていない文だけど、逆にファンにはかなり興味深い内容。
K氏:そこまで熱心なファンじゃないけど興味深かった。いい。
ライブハウスがウェイのものになっていることに対して僕は怒っている。
石左:ルサンチマンの塊のような内容。ナードがオラついた感じ、嫌いじゃないけど分析や結論や代案に反論の余地が多いので、読者に納得感を与えられない文章となってしまっている点が残念。多角的な見方を提案できるともっといいはず。
“ヨシ子さん”がいない理想の世界
石左:まさかの桑田佳祐で殴り込み。しっかりとした論がある、が例や題材のせいか共感が得られづらそうなのがちょっと残念。しかし主張があっていい。
K氏:童貞で逃げる男は良くないと思います。
LOSERは勝者「米津玄師」だから成り立つ
石左:「ただ一言、踊れるのかオマエ。」の米津玄師を人間扱いしてない感じがグッド。解説、感想としては面白いです!が、読み手に興味を持たせるためにもう少し考察や持論が展開されれば尚良いです。
K氏:米津玄師が題材の文が多い中で一番簡潔でいいなと思いました。どうしても米津を語る人は理屈っぽい傾向にあるから。
米津玄師のLOSERのMVについて
石左:「Mステ出演が決まり、調子に乗っている岡崎体育をぶっ潰してくれ♥」若い。ヤバい。5年後くらいに「この記事消してください」ってメール来ても絶対消してやらんからな。でも感想にとどまらず意見を呈している所が良いっすね。これにもうちょっと説得力を持たせられるかが課題かと思います。
なんかよくわかんないけどヤバイ曲
石左:良い曲には2種類ある、って話。内容はわかる。納得。けど文章が童貞臭すぎる。恋と愛を知れ。
K氏:内容はいいけど媒体に媚びてる感じがする。
「ルーザーのMV、踊りまくる米津」
石左:他のレビューに比べて、作ってる側の意図を推し量るところが多く面白い。これを「お前の感想じゃん」で終わらせないように工夫できると良いかも。
K氏:MVの考察はいいと思うけど見出しが弱いかな。
岡崎体育と割れチョコ
石左:ちゃんと考察しているし説明もあるんだけど、"割れチョコ"という例えがわかりづらすぎる。ピンとこない。本当にそこが惜しい。
K氏:割れチョコがわかりにくいなと思った。なんかもっと当てはまる言葉がある気がする。
握手券買ってるけどさ、曲も聴いてんのよ
石左:アツいオタクが現れた。距離感がつかめない感じが怖い。急に叫びそう。後半が面白いだけに冒頭の意味不明導入の失策が際立つ。後半面白い。
ハイスタが僕に気づかせた難題
石左:とても内相的。俺は好きだけど、自問自答感が強いので読み物としては判断に困るかも。テーマも良い。
椿屋四重奏聴いてた奴ら、中田裕二ソロも聴いてんのか問題
石左:記事内に新規ファンへの配慮があるのに、タイトルが既存ファンしか見ていないのが悲しい。ソロ活動についての説明がもっとあるとうれしいかも。
みんなライブハウスに何しに行ってんの?
石左:ライブハウスに行く動機について考えている記事。いろいろ考えてはあるんだけれど如何せん新しい発見や視点がないので「まあそうっすよね」という読後感になってしまうのがちょっと残念。
Hi-STANDARDのゲリラ発売について考える
石左:内容は「ゲリラ販売を黙り通した各CDショップがすげえ」というフラットなものなんだけど、結論が良い。
「旧邦ロック世代好きから見た米津玄師 LOSERのMV」
石左:「軽い自己紹介」が重い。前菜に鉄アレイ食わされているような気持になる。年代的な視点ってのは面白い。
「あっあのこんにちは!」
石左:自己の音楽ルーツの話。辛辣な言い方になってしまって申し訳ないんだけど「基本的に他人様は自分に一切興味がない」という前提があるので「俺こんなのが好きでこういうヤツなんすよ」っていう文章はなかなか読んでもらえない。ティッシュ配りすら無視される世の中なのに、ただのビラなんか受け取ってもらえないのだ。ティッシュぐらいつけよう。
【アラサー彼氏なし独身OLが選ぶ、結婚式で流したい邦楽ロック5選】
石左:危険。「何いってんだこいつ」と笑ってもらえるか「何いってんだこいつ…?」とドン引きかの博打。パクチーのような味わい。俺は後者。彼氏ができない原因はそういうところにあるのかもしれない。応援してます。
K氏:笑った。面白い。マイナビウーマンとかケティックあたりが好きそうなネタ。
米津玄師はどうしたって勝者
石左:短え。ブスの前髪かよ。
「仕事辛い…鬱…死にたい…」そう思っているならamazarashiを聴いてみて欲しい
石左:短え。セミの寿命かよ。
テン年代を変えた相対性理論 その頭脳、やくしまるえつこの頭の中
石左:長い。深い。カタいけれど好きな人にとっては読みごたえのある塩梅。考察がしっかりしていてとても感心しました。この良さを失わないまま既存のファン以外にも読める形に落とし込めたら無敵です。是非。
K氏:縦書きで読みたい(いい文章だと思います)
『メジャーバンドのライブに行きづらい。』
石左:武士みたいな口調が気になって内容が入ってこない。武士はライブ行きづらいわな。銃刀法とかあるし。
「みんなに今一度oasisのぶっちゃけた魅力について知ってほしい」
石左:オアシスはネタとして最高に面白い。ので求める面白さのハードルも若干高くなってしまう。
「クソアイドル、BiSHをもっとみんなに聴いてもらいたい」
石左:結局BiSHって何?って思っている人は多い。説明には十分以上の内容だ。けどせっかくのジョーク部分にメリハリがない。惜しい。
K氏:わかりやすくていいと思いました。
レコハラされたCD、なんて感想伝えてますか?
石左:読者との距離感がヘン。彼はそういう人間関係の衝突多いに違いない。