宇多田ヒカルのうた~色々な音楽家の本当に色々な解釈~
こんにちは
今回は2014年12月に発売された宇多田ヒカルのカヴァーアルバム、「宇多田ヒカルのうた~13組の音楽家の13の解釈について」を紹介してみようかと。
宇多田ヒカルに関しては既に以前書かれている記事があるのでそちらも読んでもらいたい。
2014年にデビューから15周年を迎えたという宇多田ヒカル。数々の魅力的な楽曲を数々の音楽家がカヴァーしているアルバム。
その中からいくつかピックアップして紹介していく。
1、SAKURAドロップス/井上陽水
あ~~~~~~~~!!やっちゃたなこれ!!
最初、聞く曲を間違えたのかと思ったほどの大胆アレンジ。
1曲目からこんなアルバムでいいのか!!
いいんだな!!オッケー!!
アレンジは見事なまでの”井上陽水クオリティ”である。
そもそも春の歌なのに、完全にラテンなサウンドも、サイケデリックな映像も常夏だし。
切ない別れのラブソングを情熱的なサウンドでまとめあげるのは誰にもできない技であることは確かだ。
職人技というのはこういうことを言うのだろう。たぶん。
2、Letter/椎名林檎
僕自身宇多田ヒカルで一番好きな曲であり、さらに大好きな椎名林檎がカヴァーしているのだから最高、と言い切ってしまうのは少々つまらないが、そのとおりである。
同年にデビューし、”東芝emiガールズ"なるユニットを組み、親交も深い二人。このカヴァーにも本人達は相当思い入れがあることだろう。
宇多田ヒカル自身が歌っていたときは現代のカップルによるさっぱりとした恋愛関係が見えていたが、椎名林檎らしい古めかしさを感じるジャズテイストによって、歌詞の”置き手紙”というフレーズの情緒が増し、曲中の二人がもっと深い関係になったようにも思える。
井上陽水とはまた違ったアプローチで”らしさ”を繰り出している、これも一つの解釈だろう。
4、Movin' on without you/浜崎あゆみ
大事件です
事件です
これは日本の音楽界の歴史に残る曲と言ってもいいでしょう。
平成の歌姫として争ってきた浜崎あゆみと宇多田ヒカル、この二人が同じ曲(間接的に、だが)を歌うことになるとは当時のリスナーの誰が想像していただろうか。
曲のチョイスもEDM調の合う浜崎あゆみの歌とそれにフィットする選曲。
め○ましテレビとかもっと目につくところで大特集するべきでしょうこれは!!!!!!!!!!!(筆者の家にはテレビがないのでもしもうされているというならごめんなさい)
7、Be My Last/吉井和哉
僕は常日頃から宇多田ヒカルの楽曲は絶対バンドサウンド映えすると思っていまして。それをこの方、吉井和哉がやってくれました。
男性ボーカリストの中でもセクシーに歌い上げるのが得意な吉井和哉がやったのは適役すぎてグウの音も出ないなと。
やっぱり宇多田ヒカルの曲に生ドラムとエレキギターは合う、めっちゃ合う。
明太子ってごはんに合うのは当たり前だけど、スパゲティにも合うんだぜ、って感じだ。
最後に
全曲紹介していきたいところだけど、しつこいのでこのくらいにしておこう。
宇多田ヒカルが好きな人はもちろんのこと、収録アーティストが好きな人も、なんなら普段音楽聞かねえしって人も、持っていて損はないアルバムだろう。
ではまた会いましょう。