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谷澤 千尋

2016/01/22

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ポストロック好きなら絶対ハマるジャズトリオ Esbjörn Svensson Trio (E.S.T)

こんにちは。
ジャズという音楽に対して凝り固まったイメージを持っている人は多いんじゃないだろうか。
かくいう私も昔はジャズを”自分には関係のない音楽”と思っていて、精々ピアノがいてラッパがいる程度の認識しかなかった。
どんなものにせよ何かしらのきっかけがないと、なかなか自分の知らない領域に手を出すのは憚るものである。

まあこんなところで今回は、大して言いたい前置きもないので主題に入っていこう。
今回紹介するバンドは、エスビョルン・スヴェンソン・トリオ、通称E.S.Tである。
ジャズトリオとして結成されながらも、その貪欲な実験性でジャズの領域を大きくはみ出し、クラシックだったりエレクトロニカに通じるような音楽性まで発展していった。
個人的にはポストロックが好きな人は絶対にハマると思う。
ということで今回はそんなE.S.Tの魅力をお伝えできたらと思う。

ジャズともクラシックともポストロックとも言えない

エスビョルン・スヴェンソン・トリオ、(E.S.T)はその名の通り、ピアニストのエスビョルン・スヴェンソンとベースのダン・ベルグルンド、ドラムのマグヌス・オストロムからなるピアノトリオである。
因みに名前が聴きなれない響きをしているが、彼らがスウェーデン人だからである。
スウェーデンの特産はデスメタルとスウェディッシュポップしかないと思っていたが、こんなジャズトリオもいたのだ。


Esbjörn Svensson Trio - Seven Days Of Falling/Elevation of Love

是非ゆっくり見て欲しいライブ映像である。
見た目的には厳ついハゲが二人と少々華が足りないが、ピアノ、ベース、ドラムといった最小限の編成から想像できないほど大きな世界観を体感して欲しい。
異常に上手いピアノもそうだし、少ない編成だからこその連携プレーも聴き所である。

個人的に絶対聴いて欲しい部分が12分からのベースソロだ、
ウッドベースにディストーションを掛けて思いっきり歪ませ、ロックでみることの出来る感情的なソロが見られる。
ジャズともクラシックともポストロックとも言えない独特の音楽に対して真っ向からぶつかる様なエモーショナルなソロが彼らの耽美的な世界観を浮き彫りにする。

 

残念ながら

音楽的な完成度はもちろんのこと、そのジャンルを問わない音楽性でジャズの領域を超えたファンを抱えていた彼らだったが、
まあ過去形で書いてるので察しがついているとは思うが、2008年にピアニストのエスビョルン・スヴェンソンがスキューバダイビング中の事故で帰らぬ人となってしまった。


Esbjörn Svensson Trio - Goldwrap

奇しくも遺作となってしまったライブアルバムからの一曲だ。
そういった事情を含めて聴いてしまうのは少し間違っているような気がするが、それを抜きにしてもあまりにも綺麗すぎるサウンドスケープに思わず言葉を失ってしまう。
曲が終わる3分半くらいから、動画が終わる6分ほどまで、ずっと拍手喝采の音が鳴り止まないでいるが偶然だろう。

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