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2017/09/12

記事 邦楽ロック

グッドモーニングアメリカ武道館ライブから、ファンというやつらの非情さを考える。

グドモ余韻!とか言ってた人たちどこいったの本当に。なに、死んだ?

もう今回の記事の趣旨、おわかりだろう。今回は口の悪い感じで行くのを許してほしい。

バンド稼業は上り詰めるのは至難を極めるのに、転がり落ちるのは一瞬だ。気を抜くとすぐ、ズドン。そんな時は今まで神輿を担いでいたファンもレーベルもスッと引いて形ばっかりでかくなってしまった神輿が残るのみ。安いホラー映画を見るよりも、こうやって目で確認できる現実に起きていることの方がよほどヒリつく。怖いのはいつだって人間だぜオイ。

さっさと本題に入ろう。今も根強く応援しているファン、そして本人たちには申し訳ない言いようだが、客観的に見てグッドモーニングアメリカの人気はズンと落ちた。動員もまぁ、そうだしセールスもちょっとヤバい。そんな今、あえて挑む武道館。まさに今が正念場。彼らにとって最大の踏ん張り時だろう。そう踏ん張り時、そんなときに
「グドモ参戦!余韻!#日曜日だし邦rockが好きのイケメンのベッドでグッドモーニングを迎えたい!」
みたいな人たちね、どこいったんだよ。股はどうかは知らんが耳の穴と頭は確実に緩いだろオイ出てこいこの野郎お前ら、産んだ子供全員産声がファイヤーになる呪いとかかかれオラァ!!

オラァ!!「続きを読む」を挟んだぐらいじゃ俺の怒りは収まんねえぞ!!オラこの顔見てみろ!!

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こんなアマゾンの奥地に住む毒蛇みたいな色したランニングどこで売ってんだよ。良く見たらアディダスかよ。マジかよ、アディダスも、たなしんも。

そのアイプチしないとあるだかないんだかわかんねえ目で良く見やがれ、これがお前らが裏切った子の顔だ。グドモは酸素とか言ってたじゃねえか。酸欠で死んだのか。

 

バンドには試される時が来る

上り詰めるのも困難なバンド稼業と書きはしたが、実際のところ登ることより維持の方が難しい。失うものがないときはいくらでも勝負をかけられる。失敗したら次へいける。一発当てればスターダムもまぁ夢ではない。(それが滅茶苦茶難しいんだけどね)しかし、現状維持、もしくは一旦上った先からさらなる上昇というやつが、キツい。同じことやっててもそのうち飽きられるし、かといって新しい要素へのチャレンジは相応のリスクを孕む。無理、難しい、なんでこんなキツいのにみんなバンドやろうと思うの…?気でも狂ってるのか、裸になってファイヤー!とか言ってるしたぶんそうだろう。

この一旦のぼった状況から「次」を求められた時が、バンドにとって最も試されている時期だ。

ビジネスライクに考えれば確かに、販売側は良質な商品・サービスを提供し、顧客はそれに対して対価を払う。もしサービスが気に入らなくなれば購入をストップする。それだけのことだ。俺だってな、ビオレが急に強酸性とかになったらすぐダヴに切り替えるよ。別にビオレに情とかないよ。

この曲を聴く前にここまで書いたが、歌詞も露骨にそんなこと言っている。当人たちも自覚するほどに踏ん張り時だ。なにをどうやったら正解かわからない中で何かしら変化しながらも前進している。怒ってるのは冗談だったがこんな曲聴かされたらなんだかグッドモーニングアメリカが可哀想で余計に腹が立ってきた。お前らセルフタイトルのアルバムだぞこれ、オイ!

正直な所このアルバム、あんまり伸びなかった。だからこの記事を書いているわけだが。
ところでみんな武道館って何人入るか知ってる?20000人だよ、20000人。クラスが500個ある学校の全校朝礼を想像してみて。ウケるよね。ウケてる場合じゃねえ。

 

話戻って、そうビジネスライクに考えれば、いままでのファンのみなさんの趣味にそぐわなかったから手が伸びなかった。それだけのことだ。だけどもまぁ、なんだ。今まで散々「ファン」であることのレッテルに乗っかってきたくせにそれかよ。と思う。ここからが一番言いたいことだ。

「ファン」と自称することがカジュアルになりすぎている。別に自分がそのバンドを好きだと思いさえすれば、名乗って良いものであることも間違いないが、「~のファン」というやつを自称したいがため、自分のステータスとしてそのバンドの名前を着飾りたいがためにアレのファンだのコレのファンだの、言うじゃん。それも含めてバンドのビジネス、と言えばまぁそうだが「私はファンでーすイエーイ」としてたくせに、いざバンドが弱った時はサッと引くなんて、幼少期に戦地にでもいたのか君ら。

別に誰かを傷つけたり迷惑をかけたわけじゃない。誰が責められる事案でもないが、思う所があるならばちょっと立ち止まって考えてくれればと思う。
これはグッドモーニングアメリカだけの話ではない。

この状況で挑む武道館ライブ。
グッドモーニングアメリカが踏ん張れるかどうか、それはもうファン次第だ。

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