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暗い邦楽が好きなあなたに朗報"内省的"ロックの期待のニューカマー PELICAN FANCLUB

2016/07/16

内省的。
邦楽ロックの中に連綿と続いている、一種のサブジャンルのようなものである。
どちらかと言うと、メディアが主導で作り上げたムーブメントというよりは、
ファンがある傾向のバンドがあるバンド達を呼びやすいように便宜上つけた名称なのではないだろうか。
人それぞれ「内省的」がカバーする範囲は異なるものであるが、
概ね以下のバンドあたりが内省的ロックと呼ばれることが多い。

NON'SHEEP、People In The Box、The Novembers、Art-School、Plastic Tree、GRAPEVINE、Syrup16g、pegmap、BURGER NUDS

どのバンドもギターボーカルの3、4人組のバンドだ。
音楽性もジャンルとして定義するには曖昧すぎるが、傾向としてギターをメインに据えた幻想的なサウンドと、いずれにせよ暗い曲調と世界観が特徴だ。

そんな邦楽欝ロック界隈だが、つい先日2015年の8月5日にUK.PROJECTからミニアルバムをリリースした、
期待の新人PELICAN FANCLUBが、まさしく内省的ロックの流れを汲んでおり、暗い音楽ファンが大好きなサウンドをしていたので、是非紹介せねばと思った次第である。

一歩前に踏み込んむ緊張感


PELICAN FANCLUB - Dali

そう、このヒリヒリした緊張感こそが醍醐味。
一見ポップだが隠し切れない狂気を感じるボーカルと、ある意味アンマッチなドリームポップのフワフワとした演奏が見事な暗さを生み出している。

暗いバンドの”欝”感の表現はそれぞれのバンドによってアプローチが異なってくるが、
彼らの場合は一見明るそうに見えるが、実は思いっきりドス黒いというタイプみたいだ。一見普通だけど闇が深いタイプのアレだ。

 

前作、タワーレコード限定で発売された「ANALOG」、
そして最近、2015年の8月6二日にリリースされた、上の「Dali」が収録されている「PELICAN FANCLUB」と両方作品とも聴いたが、
印象としては前作「ANALOG」はドリームポップの文字どおりドリーミィでフワフワして、ポップな多幸感溢れるアルバムであった。
だが今作「PELICAN FANCLUB」は前作からの積み上げたドリームサウンドは残っているものの、根本のところが180度変わって、思いっきりドス黒くなった。

そのドス黒さがバンドの音楽性の触れ幅なのかどうかは、今後の活動で徐々にわかってくると思うのだが、
とりあえず今回はだ、最高に暗くて欝で狂気を感じるアルバムに仕上がっている。
暗い音楽が大好きなみなさんは間違いなく満足できる内容になっているので、要チェックのバンドである。

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