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2016/07/16

記事 邦楽ロック

BURNOUT SYNDROMES がハイキュー!! タイアップで何を得たか

 BURNOUT SYNDROMESと言えば、バンドがバンドらしく活動してバンドらしく陽の目を見た、最近のバンドらしいバンドだ。

 閃光ライオット2010本選出場、渋谷O-Crestワンマン成功、メジャーデビュー、いしわたり淳治プロデュース、ジャンプ漫画のアニメ作品のOP抜擢。毎秒平均0.5人の脱落者を出しているバンド業界から鑑みればこれ以上ないくらい順風満帆な3人だろう。同期や周囲のバンドからの羨望、期待、逆恨みもハンパじゃない。勢いのあるバンドの証左だ。

 差別化を付けづらい3ピース邦楽ロックバンドというジャンルにおいて、メジャー後のイメージ戦略やコンセプトの明確化、これらが本当にしっかり出来ていた。Sonyの光の部分よ。たとえば

 

 誰がさせたか、頭の先からつま先まで賢しい。

 川端康成、川上弘美、梶井基次郎、芥川龍之介、太宰治、高校教育までに確実に目にする有名作家たちを並べることで文学少年少女を気取り、「友達がいない」という状態を「能動的に孤独を選んでいる」という状態へとカモフラージュしたいサブカル中高生の需要を狙い撃ちしている。

 MVの演出も良い、こういう10代男女は萌えアニメに対してはアンチの姿勢を取る割りに、結局根がオタクだからアニメ・漫画が好きで、自分のプライドやキャラクター性の維持を許す程度のアニメ絵柄を好む傾向にある。完璧だよ誰だプロデュース。いしわたりか。

 

 収録楽曲も一目で「ハハン」と来る並び。試聴して欲しい。いしわたりIQ2億か。

 

 そんなBURNOUT SYNDROMESがジャンプアニメ、ハイキュー!とタイアップ。スベるわけがない。いしわたりがまた適当な仕事しなければスベるハズがない。

 

 いしわたりIQ2億じゃん。

 ちゃんとバーンナウトしながらアニメソングになっている。よくある「今までのバンドサウンドを引きずってイマイチな仕上がりなる」アレをちゃんと回避している。いしわたってんな。

 他のアニソンと見比べても耳触りが派手にできている。ちゃんと3ピース楽曲になっているのによくやるぜ。邦楽のバンド音楽として聴いても、サビに入る部分のアルペジオも耳新しいし、サビはベースにルートを任せてオクターブ奏法で幅を付けてみたり、面白い楽曲となっている。2億。

 

 しかし、今日の記事はここまでが前置き。そろそろ本題に入りたい。

 ハイキュー!から、ファン増えた?

 

ハイキュー!から得たもの

 ハイキュー!をご存じでしょうか、みなさん。僕は、よく知らん。24になっても少年なので毎週月曜になると家の近くのトンカツ屋でジャンプを読むのだけれど、ハイキューは飛ばしちゃうんだよね。連載中に買い始めたからストーリーわからんし、バレーも良く知らないから、どうしても。

 伝聞で訊くに、男子同士のスポーツを通したアツい友情漫画だそうで、女性人気が高いらしい。男が読んでも普通に面白いらしいけどもメインの読者層は10代20代の女性らしい。面倒になってきた。もうマイルドな言い方はやめだ。要するに腐女子漫画らしいよ。ハイキュー。
 オタサーのブスどもになんと批難されようと構わんが、グーグルのサジェストに「夢小説」とか「受け 攻め」とか出てきたらそりゃもう世間様から見たら腐女子漫画だよ。歌舞伎町の風俗店が表向きには性サービスを行っていないテイでいるのと同じくらいそうだよ。

 BURNOUT SYNDROMESのファンって乙女ロードでドラマCD買うような人たちでしたっけ…?

 

 アニメのタイアップで、バンドが大成するのはかなり難しい。成功例と言えばユニゾンスクエアガーデンぐらいしか思い当たらない。他はその一曲だけ売って消滅か、もともと勢いがあって既存のファン濃度を薄めないまま大きくなったバンドかの二択だ。ほら、NARUTOとかを思い出したらしっくりくる。

 BURNOUT SYNDROMESのケースで言えば、完全にアニメ視聴者>既存ファン となっている。ハイキュー人気ハンパじゃないもん。

 成功例、ユニゾンから考えると「既存の…ファン…?」となるぐらいその後もアニメのタイアップを継続してアニソンバンド色を強くしていくのが集客としては正解なのかもしれない。

 しかし長い目で見たらば現状抱えているファンを大事にし、バンド音楽色を濃くして中高生のサブカルキッズを獲得していくのもいいのかも。

 わかりません。わかれば僕は今頃いしわたりかSonyになってる。

 どうなるんだろうバーンナウト。しかしSonyにしては珍しく売り込み方やプロデュースがしっかりしたバンドだ。ここからどういう風に売り出されていくか、個人的にはとっても気になる。

 次のリリースに目が離せない。

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