歌モノとは何ぞや　TRIPLANE

TRIPLANE（トライプレイン）は、全員北海道出身の4人組、日本のロックバンドだ。

ライブに行くまでトリプレインと読んでいたのは内緒だ。

ものすごく歌モノバンドとして完成されていると思う。

私のうちにはサイン入りのシングルがあり、握手もしてもらった。完全にミーハーである。

カラオケにいくといつも彼らの歌を歌うが、まだ誰一人として『知ってる！！』という反応がない。

まず、歌モノとはなんぞや。調べてみよう。

楽器の技巧よりも歌唱に重点のある曲。

わかりやすいな。彼ら紛れもなく歌モノバンドだ。とてつもなくメロディがいい。

Mr.Childrenの二番煎じと揶揄されることも多いようだが、かっこよければそれでいいんじゃないだろうか。

ボーカルの江畑はMr.Childrenリスペクトしているそうだ。楽曲で考えると彼らのほうが爽やかであり、いい悪いを別にして毒がない曲が多い。

ライブでしゃべっている姿を見たが、人間的にも爽やかな人である。楽曲は人間性が出ると思う。

テレビ側ドラマには主題歌が必要で、CMにも音楽は重要な要素である。

当たり前だが番組の数だけタイアップがある。

アーティスト側にしても、大量に音楽がある中で、リスナーが自分から探したり、人に勧められたりしないと、出会ってもらえない。

まず聴いてもらわないと売れないし好きになってもらえない。

彼らの楽曲にはタイアップが多い。

そういう面で、彼らの音楽は彼らの名前を全く知らないリスナーに好きになってもらえる要素が強いと思う。

が、楽曲と知名度が一致していないように感じる。

タイアップ曲を紹介していこう。

・ドリームメイカー　2012年サッポロビール北海道エリア企業TVCMソング

・エナジー　　　　　"UNIQLO JEANS MAGAZINE"第一弾ピックアップアーティストソング

・愛の唄　　　　　　チャオ御岳スノーリゾートCMイメージソング

・Greendays 　　　　映画『大木家のたのしい旅行新婚地獄篇』主題歌

などなど・・・だ。これだけのタイアップがあるというのは、大衆受けする音楽と見込んでのことだろう。

・イチバンボシ　　　サッポロビール北海道エリアCMソング

さ、爽やか～。~~なんだか某flumpoolの「flowerになれ」とイントロが似ている気もするが~~、とてもかっこいい。

楽器弾いているやつはわかると思うが、多くの演奏者は自分の楽器を前に出したがる傾向にある。

彼らの楽曲をはいてわかる通り、楽器隊は主張しすぎていない。あくまで歌をサポートするために存在している。

だが、出るところは出る。イントロだったり、サビ前のベースだったり、そういうところを丁寧に、丁寧にやっている彼らは素晴らしい歌モノバンドである。

もっと評価されてもいい。

最後に私の一番好きな楽曲でお別れしよう。

モノローグ(独白)というタイトルだと、相手に伝わってるのか伝わっていないのかわからなくなる。いいタイトルだ。切ない。

フェイクといえばいいのか、後半になるにつれ、高音寄りになっていくメロディが素晴らしい。ボーカルの伸びも綺麗だ。

ベストが出ているので、タイアップ曲に一曲でもびびっときたなら買って損はないと思う。

全曲、メロディがとてつもなく綺麗である。おすすめだ。