short film no.9 清純派で満足している君たちを黒ギャルに導く
そりゃ、いきなりピクシーズを聴かされて
「あ、これかっこいい!」
となる中学生は滅多にいないだろう。
物事には順序があると思っている。
たまたま喩えがアダルトビデオでしか思いつかないので、端折って説明するが
"黒ギャル"に到達するまでにはいくつか段階がある。あるよな。
今回は清純派に踏みとどまっている君たちの音楽性癖を、TSUTAYAの黒ギャルコーナーに導く記事だ。
ところで"清純派AV女優"って、"国民の為の政治"みたいな違和感あるよね。
インディーロック、入門編
まず今回の目標、黒ギャルに相当するバンドを紹介しよう。
世界一かっこいいハゲたデブ、ブラックフランシス率いるピクシーズだ。
多くの90・00年代邦楽バンドのルーツに挙げられているこのバンド
今の邦楽ロックシーンをリードするバンドも、彼らに影響を受けたバンドから影響を受けているだろう。いわば先祖のようなものだ。
しかし一年に一度会うか合わないかの母方の祖母に他人行儀になるよろしく、すぐには耳に馴染まないだろう。
そんなわけで黒ギャルでお婆ちゃんなピクシーズの架け橋として、今回はこのバンドを紹介したい。
short film no.9だ
あえてローファイ、まさにシングルコイルのギターを叩いたようなサウンドや、ゴロついたベースはまさにインディーロックのそれだが、スーパーカー世代の邦楽の匂いも強く感じられるバンドだ。
この親しみやすさ、この飾り気のなさ、こうして人は性癖をおかしな方向へ持っていく。
位置づけとしてはギャル物、そんな感じだ。
個人的に大好きなバンドだが、残念なのが音源の少なさ。
Youtubeに上がっているMVはこのロトンアップルのみ。
バンドキャンプに音源が配布されているのでこっちも是非一聴して欲しい。むしろこっちを聴いてほしい。
どうだろう、一通り聴いてくれた人のiPodに"性の萌芽"が現れてくれれば本望。
いつか皆さんと黒ギャルの話題で盛り上がれたら素敵だ。