Jamiroquaiが好きならコレも絶対好きだろというおススメアーティスト 一挙10選!
20世紀最後の大物と呼ばたジェイソン・ケイと彼の率いるバンド、ジャミロクワイ。
1大ムーブメントとなったアシッドジャズを名実ともに代表するアーティストである。
2010年代に突入してからは若干陰りが見え始めてきたというか、音楽的なピークは過ぎてしまったようにも感じるが、
それでもなお、彼らの音楽は世代を超え、いまだにファンを増やし続けている。
今回の記事では、元々ジャミロクワイを好きだった人たちから、後からファンになった若い世代の人まで、
ジャミロクワイを好きならコレも絶対すきだろうと思われるアーティスト達を
アシッドジャズの範疇を超え、古今東西有名無名を交えて紹介したいと思う。
筆者的にもちょっと気合をいれて10アーティスト紹介するので、
一通りチェックしてもらえれば、お気に入りのアーティストが確実に見つかると思う。
Nate james
アフロヘアーがトレードマークのイギリス出身のR&B・ソウルシンガー、ネイト・ジェームス。
彼は結構有名なのでご存じの方や、どっかで聞いたことあるって方も多いと思う。
圧倒的な歌唱力でソウルフルに歌い上げる彼だが、明るい曲でもカラっとしてないというか、明るさに振り切っていないというか
明暗を上手く使いわけるような曲作り、歌いまわしがあって面白いと思う。
多分イギリス出身ってのも関連していると思うけど。
その辺りまで含めてジャミロクワイ好きの人ならピンとくると思う。
Nate James - Universal
Amp Fiddler
アメリカ、デトロイトのキーボーディスト、シンガーソングライター、Amp fiddler。
実力や実績の割にいかんせん知名度が低い彼だが、元々どちらかというと裏方的な立ち位置からキャリアが始まったミュージシャンということもあるだろう。
彼が以前か関わったアーティストは、Jamiroquai,Prince,Maxwell,George Clinton,Moodymannと錚々たるメンツ。
あとなんかアニメとかに出てきそうな特徴がありすぎるルックスもポイント。
そしてファンキーな見た目の癖にムーディーでエロい曲ばかりなのもポイント。
Amp Fiddler - Dreamin'
また彼の功績の一つにヒップホップ界で最も有名なトラックメイカーの一人、J・ディラにビートメイキングを教え、彼をデビュー導いたというものがある。
またAmp fiddlerの曲でJ・ディラがプロデュースしたものも非常に素晴らしいので是非聞いていただきたい。
Amp Fiddler - You Play Me (prod. by J Dilla)
Amp Fiddler ft. George Clinton - Waltz of a Ghetto Fly & You
ミトカツユキ
「腹減った。カップヌードル5つ食べられるくらい」のあのCM。
日清カップヌードルのジャミロクワイのバーチャルインセイニティが使用されたCMにて歌の吹き替えを担当したのが彼、ミトカツユキ。
ネタ的に面白いし、わかりやすいので、どうしてもカップヌードルのくだりで紹介されることが多い彼だが、
曲を聴いていただければすぐにわかると思うが”カップヌードルのCMの男”には勿体なさすぎる才能の持ち主である。
ミトカツユキ - キミがいれば
Ben Westbeech
ポストジャミロクワイの大本命、ベン・ウェストビーチ。
アシッドジャズ界のキーパーソン、ジャイルス・ピーターソンに見初められ彼のレーベルからデビュー。
そういったプロフィール的な面でももちろんそうだし、音楽面でもポストジャミロクワイ好きにはたまらない要素が詰まっていおり、
洗練されたジャズのテイストと、甘く伸びやかな歌声、それに現代的なハウス、ドラムンベース、ヒップホップといったクラブミュージックを合わせていく。
Ben Westbeech - Something For The Weekend
Adriana Evans
アメリカ・サンフランシスコのR&Bシンガー、アドリアナ・エヴァンス。
黒人シンガーの強みである強靭な喉を活かしたソウルフルな歌声が素晴らしい。
ジャジーヒップホップの先駆者の一人に挙げられる、ドレッドスコットが旦那さん。
アルバムのプロデュースも全部旦那さんに任せて作っているらしい。
アシッドジャズとは似て非なるようななんとも言えない立ち位置のジャンルの彼女の音楽だが、
異なるルーツから異なるプロセスを経て似たようなところに辿り着いていて面白い。
Adriana Evans - Seein' Is Believing
Keziah Jones
ナイジェリア出身のシンガーソングライター・ギタリスト、キザイア・ジョーンズ。
彼の音楽の最大の特徴はブルースとファンクの要素を合わせた「ブルーファンク」と呼ばれる音楽スタイルである。
ナイジェリア出身ということもあって、日本や英語圏ではなかなか聞けない独特のリズムアプローチが面白い。あとファッションセンスが非常に独特、特に最近はなんだろう風貌もあいまって世紀末感というかマッドマックスっぽいというか・・・。
あと単純にギターがめっちゃ上手くてほれぼれする。
時代感的なものもあるのか独特の渋さが初期ジャミロクワイに通じるとことがあって、特にその辺りが好きな人は堪らないんじゃないだろうか。
Keziah Jones - Rhythm Is Love
Jordan Rakei
オーストラリア出身、現在はロンドンを中心に活動しているキーボーディスト、シンガーのJordan Rakei。
彼のルーツの一つはレゲエから来ているそうで、優しくムーディなエレキピアノに軽快なレゲエギターが絡んでくるというありそうでなかった新感覚なサウンドが最高。
音楽的な成熟とは裏腹に、Jordan Rakei名義の彼のキャリアはまだ始まったばかりのようで、2013年に初リリース、今のところEP2枚だけである。
フルレングスのアルバムに期待大である。
Jordan Rakei - Bey Shing
Full Flava
Full Flavaはイギリスのプロダクションチームである。
若干耳慣れない音楽形態だが、どうやらプロデューサーが3人集まり曲ごとにボーカルを客演で迎えるスタイルだそう。
どこか懐かしさを感じるジャミロクワイの”クラブ的な”要素を濃縮したような音楽性。
Full Flava - The Glow Of Love
Flight Facilities
今オーストラリアで売れまくってる、要注目アーティスト、フライトファシリティーズ。
下に張った曲のYoutubeでの再生回数は2千万回超とエゲツない数字。日本でいうとサカナクションの新宝島が同じくらいの再生数。もはやジャミロクワイ関係なしに音楽好きなら聞いといたほうが良いと思うレベル。
圧倒的な勢いにのって今年のフジロックにも出演するそう。
彼らの音楽性はいかにも”今っぽいサウンド”といった具合で、ジャズやファンク要素は割と皆無だけれど、やわらかなクラブ・エレクトロサウンドはジャミロクワイ好きにも通じる・・ような気がする。
ジャミロクワイにポップミュージック的な側面を求める人なら絶対コレも好きだと思う。
Flight Facilities - Crave you feat. Giselle
Suchmos
和製ジャミロクワイの称号を欲しいがままにする神奈川県出身の若者6人組。
活動が本格化し始めたのがちょうど今から1年ほど前、2015年前半。
でてきた当初からチラホラ名前を聞くなと思っていたら、今や若手バンドの中の急先鋒みたいな立ち位置に。
名実ともに”今最もアツいアーティスト”である。
彼らの音楽性は「和製ジャミロクワイ」と聞いて聴くと、イマイチ似ているか微妙なラインだが、
その卓越したセンスを踏まえて、ジャミロクワイのスピリットを日本の現代の若者流に解釈したものだと考えると面白いんじゃないだろうか。
あと、リハーサルで彼らがジャミロクワイの曲を演奏していたのを聞いたことがあるけど、カッコよかった。彼らもまたホントにジャミロクワイが好きなんだろうな。
ジャミロクワイの残した音楽の遺伝子を引き継いだ新世代がどのような音楽を作り上げていくのか、ここ日本でリアルタイムで目撃できるところまで含めて、大注目せざるを得ないバンドである。
Suchmos - STAY TUNE
いかがだっただろうか
これだけ紹介すれば少なくとも1つや2つお気に入りを見つけることができたんじゃないだろうか。
2010年にアルバムを出して以来、リリースが止まっているジャミロクワイだが、
去年には次アルバムの制作に入ったとの発表があった。
今のところそれ以上の発表はないが、おそらく近いうちに新アルバムが発表されるだろう。楽しみである。
ということで今回はこのあたりで、
ではまた次回の記事で!