バンドのライブによくいる人たちを分類してみた。
音楽には年齢性別の垣根がない。ひとたびライブに足を運べばいろいろな人がいる。
「出たwサブカル女子w」
と紋切型のカテゴライズが横行する昨今だ。しかしそんな使い古された揶揄でカバーしきれる範疇を越えて老若男女さまざまな人間が狭いライブハウスにひしめき合っている。
本来であればライブは音楽を楽しむもの。よそ見なんてナンセンス。しかしこういう邪なサイトをやっているとどうしても
「このバンドはどんなファンに支えれれているんだろう」
とかそういった音楽に直接関係してこない部分、果ては客の振りつけ、ズレる手拍子、やたら歌う横の奴…といろんなことが気になりだして半年前から待ちに待ったライブも全然楽しめない。助けろ。
そんなライブという異空間に"よくいる奴"をまとめてみた。
読めば今後のライブ客ばかり気になって音楽がまったく楽しめなくなる呪いの記事だ。みんな不幸になれオラァ!!
一体感を楽しみたい人たち
特徴:女性が多い。楽しそう。
ライブフリークな皆さんに以外とおおいのがこのタイプ。
音楽の楽しみ方は多種多様。演奏に集中しないのは不純!と断ずるライブ原理主義者もいたりするが、そもそもバンド文化自体この一体感をほぼほぼ推奨してる。大好きなバンドを自分と同じく大好きなひとたちに囲まれて一緒に盛り上がるのも立派な楽しみ方だろう。
特徴としては会場中腹あたりでメチャ楽しそうに手を振ったり振り付けやってたりするひとたち。
あれすごい楽しそうだから僕もやりたいんだけどなんか照れくさいしいつ振ればいいのかわからん。誰か教えて。
"音もだち"とか言って集合写真撮ったりしてな、僕ら過剰な自意識に縛り付けられた孤独の民の心は荒むわけだ。そうしてできたのがこの邪悪なサイトだ。
なんていうか、僕も仲間に入れてくれ…
いやー暴れたわーの人
ライブ見に来てんのかダイブしに来てるのかわからない人。純粋に楽しい!という気持ちでダイブしている人とは違い目立ちたいというエゴに心を蝕まれた哀しきピエロだ。最悪客を煽り出したりする。何かね君は、主役か…?
ライブ後誰も聞いてはいないのに
「いやぁー暴れたわー(笑)」
みたいなツイートをしがち。
しかし極まった人ならば周囲と連携を取りつつ安全第一、プロレスもかくやと言わんばかりにちゃんと騒げる。
もしも上記に思い当たる節がある人はそんなイケメンダイバーを目指してくれ。宜しく。
こけた時助けてくれるお兄さん
特徴:混雑する前列でコケるとどこからともなく現れ助けてくれる。
「こけた時助けてくれたお兄さんありがとー」
とライブ後ツイートされることで存在が確認されているが実在するかは不明。
捕獲して市役所とかに引き渡すと100万円とか貰えるんじゃない?
死んでる人
特徴:すごくつらそう。
なんか後ろの方で膝を抱えてうずくまって座り込んでる人。バンドを愛すあまり無理なスケジュール、夜行バスなどで体調をボコボコにされ結果当日一番楽しい時に死んでる人。かわいそう。
しかもなまじそのバンドへの愛が深く、犠牲にしてきたものも大きいので、具合悪いのに途中退出もできない。ほんとかわいそう。
めっちゃかわいい子
特徴:めっっっちゃかわいい。
外人
特徴:外国から来た。
MCにヤジを入れて拾われ調子に乗る奴
特徴:30歳前後の男性
MCでボーカルが
「一昨年のライブだから見てたお客さんあんまいないと思うんだけどホニャララ」
とか言った時に
「見てたぞー!!」
とか言ったのを拾われて味を占め、その後もMCのたびにやたらと呼びかけるようなヤジを飛ばす奴。
こう、お前が叫ぶたびに会場が一抹の緊張感に包まれるからホントやめてくれ。メンバーも
「無視しなきゃ…」
と明らかな苦笑いしてるしね、胸がね、キュッてする。
ヤジは程々にしましょうねみなさん。
バンドマンの彼女
特徴:小さい箱にいがち。
「私はあなたたちとは違うから」
と言わんばかりに後ろの方で柱にもたれかかり腕を組んでる女がそれ。
見かけ次第聞こえる声で
「あのバンド女遊び激しいらしいよ」
と言うとその後確実にモメるのでオススメ。ほっといても数ヶ月で別れて別の女になってるので罪悪感も感じる必要ナシ!是非!
そこそこ前の方でまったく微動だにしない人
特徴:だいたい男性
逆にそこで動かない方が難しいだろ。みたいな激戦区で全くの不動。
僕の友人がそういうタイプなんだけど訊くに本人は「めちゃめちゃ楽しい」らしい。
楽しい!楽しいから前に行きたい!前に来た!しかし動き方がわからん!!!
こういうことらしい。
繰り返すが本人は滅茶苦茶楽しいらしい。
他にもまだまだいろんな人が
演奏そっちのけで酒飲みまくってる人。関係者席にいる老人。何年も前のツアーTを着てるお姉さん。
最近ではライブにあんまりいかない、というリスナーも多いと思うが行けば楽しいことばかりなので是非一度その重い腰を上げて大好きなバンドに会いに行ってはいかがだろうか。