アメリカ女もたいがい「スイーツ(笑)」みたいな音楽趣味している
ごきげんようお前ら。
久々の日本帰国で挨拶代わりにハグしたら思いっきり嫌がられたさやpだ。
海外フェス動画なんかを観ると、金髪碧眼、しかも巨乳でTシャツの模様が若干伸びている系美女を良く目にすることだろう。なんかビートに合わせて揺れてるし。ああ、海外いいな、あんなロック好きな(巨乳)美女がいっぱいいるなんて…。あらゆる妄想がチラリと頭を過る諸君は健全な日本男児である。このように、海外フェス画像を観ているだけだと、ロック好きアメリカ女がそこら中に溢れているイメージを与えるが、実際、どの位存在するのであろう?って事で、意識高めのファッション業界で働く私が聞き込み調査を行ってみた。
下記の登場人物は、典型的なアメリカに住む20-30代の女性。二言目にはケール、オーガニック、カロリー…ランチにサラダを食べてる割にはおやつにチョコレートばっかり食べて痩せないと嘆く、矛盾に満ちたセクシーキャット達だ。鼻にケール突っ込むぞコラ。
E子(受付 20代前半)
NY生まれ&育ち。「ビートルズってまだ生きてるの?」と伝説の名言を残したハイパーゆとり。かなり天然なので会社では「痛い子&典型的なブロンドのおバカ」ポジションをキープ。元気で明るいので憎めない。誕生日に「ハッピーバスデー!」と完璧な発音で内線に電話してくれる優しい子。
好きな音楽
Justin Bieber, ZEDD, Miley Cyrus
ジャスティンビーバー人気だな。彼女曰く「ラップ出来る男はセクシー」らしい。ラップがセクシーな理由は、そこから男らしさを感じるからだそうだ。そして、選曲が全部若けえな、と思うのは私の年齢がアレなだけか。ロック好きは昔の曲も結構聴くので、どこかしら別の時間軸で生きている感覚があると勝手に思っているのだが。
V子(営業 20代後半)
イギリス人。黒髪碧眼ではっきりした顔立ち。5分に一回社長から呼び出しをくらってストレスでチョコレートばっかり食べてる。イギリス英語がセクシー。私がつけた「サクラ」というジャパニーズネームを気に入っているらしく「地下室読者はサクラって呼んで!」らしい。源氏名かよ、指名料高いぞこれ。
好きな音楽
Mumford & Sons、Coldplay、Kygo
さすがイギリス人、チョイスが全てブリティッシュ・ポップ。彼女はロンドン出身なので完全な偏見で、もっとディープなロックを聴いているのかと思いきや、意外とメジャー所ばかりである。Coldplayは今年のスーパーボウル(アメフトの決勝)のハーフタイムショーを担当する位アメリカでも大人気。好きな曲チョイスに一人もアメリカ人が入っていない所もさすがイギリス人である。余談だが、ロック好きサブカルは基本的にアメフトに興味がないので、アンチ・スーパーボウル派が多い。
I子 (プロダクション/総務 30代)
台湾人。会社のムードメーカー。日本大好きで日本製商品に私より詳しい。常に飯の話をしているが料理上手。美人で明るい性格でオフィスの全員に愛されている。ぼっちの私と週末にデートしてくれるので嫁に欲しいけど残念ながら新婚。
好きな音楽
EDM全般、Armin Van Buuren、Hardwell、Oasis
なかなかバキバキである。うちのオフィスで唯一のテクノ&エレクトロ好き。毎年マイアミで行われるUltraという最近日本にも輸入されたフェスにも参加した事があるらしい。そして謎のOasisだが「若い頃好きだった」という理由から。「でも最近はあんまり音楽聴いてないし、興味なくなったー」とのこと。
L子 (広報 20代前半)
ユダヤ人、イスラエル出身のブルックリン育ち。黒髪&黒目で彫りが深い細身オシャレ美人。家が厳しいらしく、宗教上の理由で残念ながらユダヤ人以外とはデート&結婚できないらしい。残念だなお前ら。そしてお嬢様なので、金のない男に基本興味なし。気が強い典型的なニューヨークの女。
※一般的にガチなユダヤ人一家はお金持ちである。
好きな音楽
Beyonce、Britney Spears、Jay-Z
日本でもこの三名は知らない人はいないだろう。典型的なアメリカン・ポップと言った所か。実際聴いてみるとキャッチーで悪くないとは思うがロック好きとは分かり合えないチョイスかもしれない。そして、彼女もそこまで音楽にこだわりはない、と言っていた。
M子 (営業 20代後半)
ユダヤ系の黒髪&碧眼。童顔で可愛い系。ジムばっかり行ってる意識高めのセクシー体型、仕事できる女。見た目とは逆にさっぱりしている性格なので付き合いやすい。E子の日本名はバカ子さんでいいんじゃね?とサラっと毒づくが嫌味がない。アフター5は普段は彼氏とのデート、アメフトやバスケの観戦に忙しいリア充。
好きな音楽
Justin Timberlake、Ellie Goulding、Taylor Swift
こちらも、典型的なアメリカン・ポップが並んでいる。この中だとJustin Timberlakeが一番好きらしい。ちなみに、アメリカでTimberlakeが嫌いな人間は非国民扱いされる位に恐ろしい人気である。彼女もまた、音楽にこだわりがそこまでないらしく、音楽よりスポーツ観戦!らしい。
S子 (デザイナー 20代前半)
ヨーロッパ顏のパツキン碧眼、スタイル抜群の長身美女。副業で手タレをしている。他の女子社員に比べると精神的に落ち着いていて穏やかな性格。日本人の友達が多いらしく、ラーメンと鍋が好き。
好きな音楽
Eliot Smith、The Raconteurs、Kaiser Chiefs
さすが元芸大生、彼女の音楽観は地下室寄りかもしれない。以前インタビューしたLizzyちゃんも元芸大生のロック好きだったので、芸大生にバンドやロック好きが多いのは日本もアメリカも同じ模様。Eliot Smithに関しては「歌詞が凄く深くて良いから好き」とのこと。他の女子達よりディープな音楽が好きではあるが、しょっちゅうライブに足を運ぶ程ではないらしい。
総括
フェスに行くようなコアなロック好き、一人もいねえじゃねえか!!!そして、バンドを聴いている人が圧倒的に少ない、アメリカ生まれのアメリカ人に関しては特に。アメリカン・ポップ特有のソロシンガーが人気なのは分かるけど、典型的な女子はバンドにものすごく疎いというのも日米共通みたい。
アメリカ女の大半は音楽そのものにさして興味もこだわりもなく、適当に聴いていてメジャーな人がライブするなら友達となら行く、程度。実情はこんなもんであり、結果的に日本もアメリカもロック好き女の比率は変わらないと言う事だ。