Saosinをサオシンと読むやつをペチペチしてやりたい。
セイオシン (Saosin) は、カリフォルニア州ニューポートビーチにで結成されたポストハードコアバンドだ。
とWikipediaには書いてあるが、私は完全にスクリーモバンド扱いしている。まぁジャンルなんてどうでもいい。
Saosinにアンソニーが帰ってきた。
全く知らない人は置いてきぼりだろう。
さぁ、伝説のスクリーモバンドを駆け足で見ていこう。
伝説の始まり
あまりにも好きすぎて妄想が膨らんでいるのでそのまま書く。9割ぐらいは合っていると思う。
むかしむかし、あるところにアンソニー・グリーンというそれはもうすごいボーカルがいた。
それをききつけたボーカル募集の手練れバンドが二つのインスト曲を彼に送りつけた。
彼はそれらにヴォーカルを録音したものを送り返した。
『こ、こいつぁ、ファッキンクールだ!!!』大興奮したバンドは、彼に熱烈ラブコールを送り、遠くからアンソニーを呼び寄せた。
それから、ものの4日ほどでEPを完成させた。
1度もライブをしていないにもかかわらず多数のレコード会社からのオファーを受けた。
アンソニー『家族に会いたい。』
そう、彼はホームシックになってしまったのだ。それが原因で脱退してしまう。
『オーマイゴッド。』残されたメンバー。
『よし、オーディションだ!』残されたメンバーはオーディションを開始する。
「俺達が最も重要視しているのは、麻薬をやらない、しっかりとライヴで歌える、そしてルックスも良くて一緒に楽しくやっていける奴だ。でもユーモアのセンスはそんなになくていい。そこは俺達に任せておけ。」
ユーモアは任せておけ。謎の宣伝文句にボーカルが群がった。
彼らの演奏技術の高さ、そしてEPの破壊力に気づいたに違いない。
新ボーカルの選考中・・・
「こいつも、なかなか。」
「いや、こいつはないな。」
『ちょっ、これアンソニーじゃね?wwww』
彼らはアンソニーがいたずらしてきたと思った。
そう、その人物こそが後の二代目ボーカル、コーフ・リヴァーだ。
メンバーが間違えてしまうほど、声質が似ていた。
彼を迎え2006年、セルフタイトルである『Saosin』を発売する。
飽きた
歴史を追うのに飽きた。
ちなみにこのあとコーフがボーカルをつとめ2010年脱退。
そしてそして、2014年、アンソニーが復帰。まぁ一発限りのコラボ企画みたいなものかはまだよくわかっていないが、
久々にSAOSINという名前をニュースサイトで見ただけでテンションが上がりまくってしまった。
そろそろ音楽を聴こう。
代表作Seven Years
こちらは初代Voのアンソニー。
声、ものすごくないだろうか。当時スクリーモが確立され始めた時代にこんな化け物でてきたらもうたまらんだろう。
ネットの口コミだけで有名になるのもわかる。現在聴いてもどう考えてもかっこいい。
そして動きがキモい最高にかっこいい。
ギターのフレーズもメタリックで気持ちいいが、何よりすごいのはドラム。
全体としての演奏レベルが高すぎる。楽曲も最後の盛り上がりがたまらない。
Changing
この怪しげなドレッド野郎が2代目Voコーフ。彼の声も相当いい。声がバンドにハマっている。
あれ・・・?声・・・似てる・・・な。
当時のメンバーのように『ちょっ、これアンソニーじゃね?wwww』って、なっただろうか。
違う曲じゃわかんねぇよって?あるんだな、これが。
聴き比べ。あなたはどちらがお好き?
コーフバージョンとアンソニーバージョンの比較だ。
曲は『I Can Tell』
日本のバンドはボーカルが代わるってあまりないように思うが、海外のバンドはわりとある。
同じバンドが好き同士でも、こっちのが好き!!!あっちのが好き!!!というのがあってそれはそれで一興である。
どっちがお好きだっただろうか?
私は・・・両方好きだ!