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2016/02/17

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こんな音楽レビューは嫌だ

『お前らの音楽レビューが嫌いだ。』そう思う人もきっといるだろうが、

そういう人はそう言いながら読んでくれてありがとう。ツンデレだな。

『ここをこうしたほうがいい!』と論理的に教えてほしい。ぜひ参考にしたい。

楽しく読んでいただけている人はいつもありがとう。

さて、毎日の暮らしの中で新しい音楽に出会う機会というのはそんなに多くない。

ましてや感動できる作品に出会うチャンスはもっと少ない。

新しい音楽との出会いの場として、また文字通り、知っている音楽の『見直し』の場として音楽レビューがある。

今夜は、そんな音楽レビューについて考えていきたい。そしてちょろっと『森は生きている』を紹介する。

定義付けがない

まず、レビューとはなんぞや。

レビューは、英語のレビュー(review)からきた言葉で、語源的には「再び(re-)よく見る(view)」,つまり「見直し」という意味を含んだ言葉です。日本では主に、ある特定の対象についての批評・概観・報告・意見などを表したものをさす。

(三省堂辞書サイトより)

こういう定義を私はしてほしいんだ。

そりゃあ出てくる単語単語全部定義してたらレビューどころではないだろうし、文字数の関係もあるのはわかるが、理解に関わる部分は多少なりとも定義がほしいんだ。

音楽レビュー的に例を挙げると

クラシック風「第1楽章はソナタ形式、アラ・ジンガラでアレグロ・アッサイで演奏される。」

まぁこんな曲ないだろう。

邦楽ロック風「オルタナティブ・ロックを基調しながらも、様々な音楽性を取り入れ、唯一無二の世界作り出す。」

これ、ちょっとありそうだが、結局何も言っていない。

専門用語の羅列

用語を知らない人から見たら『全く無意味』な一文で、

用語を知っている人から見たら『聴きゃわかる』な一文。

私は「オルタナティヴ・ロック」の定義が未だにわからない。

ググってもヤフっても意味がわからない。

オルタナティヴ・ロック(Alternative Rock)は、ロックのジャンル。日本では「オルタナティヴ」「オルタナ」と略称されることが多い。Alternative(オルタナティヴ)とは、「もう1つの選択、代わりとなる、異質な、型にはまらない」という意味の英語の形容詞。

(Wikipediaより)

型にはまらない、異質な音楽をオルタナとするなら、オルタナティヴ・バンドが流行した時点で、オルタナはオルタナではないだろう。

専門用語連発の投げっぱなしレビューは私は苦手だ。

 

大仰な表現

結局は読み手の好みの話にはなるんだが、大仰な表現は苦手だ。詩的な文章というのだろうか。

とどまることを知らない欲望の無限回廊→かっぱえびせん

みたいな。

煩わしいので紹介してしまおう。私が思い描いているのは彼だ。

田中 宗一郎(たなか そういちろう)、音楽評論家、ディスクジョキー、

音楽雑誌『snoozer』編集長。愛称はタナソウ宗さん

彼がレビューを書いたアーティストをどれほどたくさん聴いたかわからない。

『snoozer』の音楽レビューを聖書のように持ち歩いていたこともある。

音楽を引っ張ってくるセンスには脱帽だが、大仰な文章には着帽だ。

森は生きている

一時期音楽評論家が飛びついた『森は生きている』というアーティストのレビューだ。

私の言う大仰な表現の最強版だ。グイグイ惹き込まれる文章だ。

こういう文章が好きな人の気持ちはよくわかる。

あえて否定的に言うなら、『キザ』、『言い過ぎ』だ。

さて、音楽を聴こう。

なるほどかっこいい。詩人になってしまうのもわかるような気がしてきた。

私は『じゃあお前やってみろ論者』なので、大仰な表現で書いてみようと思う。

小気味良いハイハットのカウントは解放への枕詞。一音目の分散和音が鳴った瞬間、そこはもう彼等の創った“昼下がりの夢"の中。好む、好まざるとに関わらず、私達はそこに行かなければならない。魂は肉体という頸城を離れ、夢という自由を得る。そんな感覚にさせられる。夢は非人間的な現実世界にあり、唯一残された人間的なるものである。彼等の造る夢、聴者である私達の夢、その繋がりが新たな夢への福をなす。その繋がりには間違いなく親密なものが含まれている。夢の主が誰かさえわからぬまま、迂闊に足を踏み込めば、現を抜かし聴き入ってしまうことだろう。幽玄な旋律が誘うほのかな戦慄、親父ギャグだ。

やってみてわかったことがある。

難しい。

ちなみにこの文章まだ一音目しか鳴ってない設定である。明らかに言い過ぎである。

 

普通にレビューしよう。『森は生きている』

世の中の流行り廃りと関係が薄そうな音。何年たっても同じ印象をうけそうな音。

そういう音楽は、流行廃りの激しい現在の音楽シーンにおいて貴重な存在だと思う。

ごちゃごちゃ考えず、ぼんやり聴いてほしい。

 

まとめ 寄稿者募集

筆者と読者の間で、

音楽レビュー、ディスクレビューっていうのは、とどのつまりその対象に興味を持ってくれたらそれでいいんだと思う。

私はニンジンが嫌いなやつ、食ったことないやつの横で死ぬほど上手そうにニンジンを食べる人間でありたい。

食って好きなやつは、そうそう!うまいよな!そういう食べ方もありか!となってほしい。

一回食べてみて、ダメならそれは仕方ない。

人は一生のうちで一体何枚、何曲聴けるのだろうか。

CDの数だったり、音楽プレーヤーの曲数だったりと年齢を照らし合わせてみれば、うっすら想像がつくんじゃないだろうか。

自分の好きなアーティストやジャンルだけ聴くのも当然いい。

だが、それだけでは音楽的な素養は深まらないだろうし、何よりもったいない。

とは言っても、好きじゃないジャンルのCDだと、何を聴いていいかよくわからない。

そんな人たちの、まだ聴いたことのない作品を発見できる喜び、そして良い作品に出会う喜びの手助けになれば嬉しい。

それに付随して、『もっと多くの人に知られてもおかしくない』アーティストを支援できれば、無上の喜びだ。

『地下室TIMES』を通して、未だ見ぬアーティストに出逢えることを私自身ワクワクしている。

タレコミ、寄稿者、絶賛募集中だ。

既婚者募集に発音が似ている。既婚者は募集していないが、既婚者の寄稿者は募集している。

文章に棘や毒が出てしまうこともあり、激しい批判を受けることもしばしば。それはこちらの反省に繋がるとして有益なことだと受け止めている。

欲を言うのであれば、そこから一歩進んでレビューやコラムを寄稿してほしい。

『地下室TIMES』はタレコミ、寄稿者を絶賛募集中だ。

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