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wonderprojectJK  

2015/09/07

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今年は名古屋が来る気がする。ただしビレッジマンズストア以外。

ジャンルでヒットが生まれるのと一緒で、ヒットの裏に、実は地域性が隠れていることがある。

最近で言うならば、キュウソネコカミにKANA-BOON、THE ORAL CIGARETTES、KNOCK OUT MONKEY、最近ではKidori Kidori、フレデリックと、関西圏から将来有望な若手バンドが続々と現れた。

そして2015年、今年はどうやら名古屋が熱いという雰囲気がする。

まずは爽やかエモボーイズ「04 Limited Sazabys」

声がまず売れ線。女子じゃないんですって、この声。

ま、聴きようによってはエルレっぽくも聴こえるけど、今年そこそこ売れそうな気がする。

 

続いて、「ヒステリックパニック」。略してヒスパニ。

一聴、ただのホルモンのコピバンかと思いきや、よりコミックバンド感と軽さが若干キャッチーだと言えなくもない。

ミクスチャーでもラウドロック寄りの重厚感と言葉遊び感がきっと、売れる・・・と思う。

 

そして「THREE LIGHTS DOWN KINGS」

こないだ見たらアニソンもやってた。電子音×ハードロックというスタイルはとっつきやすいし、踊りやすくて良い。何よりも彼ら自身の演奏の完成度が高い。それにSMAに拾われて売れないわけがない。

イマイチ伸び悩んでるFearなんとかラスベガスや、電話ズなどの休止も相まって、チャンス大有りだと思う。

 

さすが、東海一の都市。

面白いバンドがいっぱいいる。

今上げた彼らは、もはや知る人ぞ知る域を超えそうなブレイク予備軍であり、もっとアンダーグラウンドに目を向けるとまだまだ面白そうなバンドがいるのが名古屋の音楽シーンなのだ。

さて、それではそろそろ本題に入ろう・・・

ビレッジマンズストアってバンド知ってますか?

ビレッジマン

名古屋で2003年結成の5人組ロックンロールバンド。

前のめりでグラマラスな歌謡ロックで名古屋~東京のロックシーンでちょこちょこ話題になりかけているまっ赤っ赤集団である。

全国流通では2枚のミニアルバムを発売。

もう12年選手のプチベテランなのだが、ブレイクの兆しは・・・ない。

しかし、ブレイクの兆しがないだけで、彼らの鳴らす音楽自体はすごくカッコよく、そして楽しい。

 

見世物としては一級品

彼らをはじめて観たのは名古屋のサーキットイベントで。今でも覚えている。栄の地下にある薄暗いライブハウス。

全然聞いたことのない名前のバンドだったのに、会場は入場規制寸前だった。

始まった瞬間に圧倒された。ギターが鳴り狂う暴れ馬のようなサウンドや、ソウルフルなボーカルも十分すごいのだが、ドラム以外のメンバー全員がステージから落ちんばかりに飛び出てくるのだ。

そしてリフやリズムに合わせて体を振り回し、会場のボルテージをブチ上げ、あっという間に名古屋のキッズを踊らせ、そして叫ばせまくっていた。

何だろう、すごくロックンロールなんだけど、全部和っぽい。

雰囲気で言うならば、毛皮のマリーズの佇まいとTHE BAWDIESのサウンドに80年代の歌謡曲が乗ったような感じ。骨太のビジュアル系なんだけどどこかダサい。そんなイメージだった。

そして、すぐに気に入ってCDをご購入しました。(サインももらっちゃった、てへ)

正直、「イイ物みたわあ・・・」って思いました

 

では、なぜ売れないのか?

歌がパワフルで演奏力も折り紙つき。パフォーマンスも絶品。なのになぜ売れない?

先日2年ぶりくらいにイベントで彼らに見えた。

何も変わってなかった。

もちろん、そのカッコよさが。

ただ、東京のお客さん、O-WEST、半分くらい引いてた(涙)

そんな中でも気迫十分で、非常に熱いものが伝わってくる30分だった。

一度聴いたら、思わず『こういうバンドが売れなきゃいけない』と思ってしまうのは、筆者がミッシェルガンエレファントで育ったからということが無関係ではないんだろう。

でもどうしたら彼らのようなバンドが売れるのか?そんな物思いに耽っていて、ふと気づいた。

あ、手が届く距離すぎるんだね。

あんなド派手な衣装で、「地獄」とか「悪魔」とか言ってても、心の臓まで震えるシャウトを放っても、どこかフレンドリー過ぎるんだ。

MCで人柄がにじみ出ちゃったり、地道に路上ライブしちゃったり、終わったら真面目に物販に座ってたりする、その全てがカリスマ性を殺しているんだね・・・

その人の好さと音楽性が不思議なギャップを産んじゃって、「応援したい」とは思っても、「惚れるまで入れ込む」までには行かない。

「最終的にイイ人で終わっちゃう」そんな青春時代のようなバンドなんだなって。

 

でも、観たら、聴いたら絶対好きになっちゃうハズなんで、是非ご一聴を。

 

素晴らしい音楽を、素晴らしい日常に。

Let's sing A song 4 ever.

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