嘘とカメレオンってバンドを好きになれないその理由
好きになれないものってあるじゃないですか。アメトーークの時の宮迫とか。なれないでしょ好きに。
そういう尺度でなんか好きになれないバンドがあるんです。これ。
嘘とカメレオン。名前の時点で拒絶反応がすごい。ドヤ感。ちょっとヒネて意味深な名前つけてやりましたよ感。キラキラバンド名戦国時代ぞ、そんな大した名前でもないからな。
今回はつけたい文句がたくさんあるので先に良いところから触れていこうと思います!
再生数が多い
再生数が多いです。以上です。
絶対短命
じゃあ悪いところ行きます。
このバンドって、以前一世を風靡したあのバンドと構造が同じなんですよ。
グドモです。
バンドに一人イロモノキャラを置いて、そいつの話題性を軸に知名度を伸ばすパターンのバンド。はい。
嘘とカメレオンの場合、言わなくてもわかると思うけどギターの奴。体型がグッドモーニングアメリカしてる奴。そいつ。
YouTubeのコメント欄の一番上
「荒ぶるギターデブわろた
他のデブとは一線を画してるな」
これに集約される。俺はあんまり、笑えやしないけど、世間的にはちょー笑える爆笑ミュージックビデオらしいです。そんなに動くデブが面白いなら大相撲なんか観に行ったら笑い死ぬんでしょうね。
こういう直接的すぎる笑いって何か苦手なんですよね。太った奴にコカコーラ持たせて変なポーズを取らす。俺たち、クラスのお調子者に苦汁を何度も舐めさせられてきた一派としては看過できません。学生生活十数年間で刷り込まれてきた「お調子者嫌い」の根幹精神が絶叫するんですよね。「こんなやつを、短絡的な笑いを、認めるな」と。俺は一体何と闘っているんですか?そろそろ救ってください。
グドモを引き合いに出すのは気が引けますけれども、ここは心を鬼にして言及しますと、グドモや嘘とカメレオンみたいなバンドってギャグ要因のせいで話題が広まるのは早いんですよね。
例えば、良い音楽を見つけたとしてそれを人に教えようにも、突然
「最近こんな曲があってサ…」
なんていう風に話を振ろうものなら音楽系ナルシス野郎認定ですんで、たまたま音楽の話にならん限りそうそう「最近よかった音楽」の話になんかならんわけですけど
「みてこのデブ」
ならどのタイミングでも話題を振れるし、ギャグ属性があるからある程度のその場の盛り上がりが期待できるってワケ。
俺がね、どうにもね、ダメなのはきっとさっきから言ってるように「クラスのお調子者が考えた笑い」ライクなセンスなんだけれど、やっぱりそういう奴にはこれウケるみたいで、この間も酒の席で嫌いな奴に
「嘘とカメレオンっていう面白いバンドがいるんですよ(ワラ」
とか突然話掛けられてもう手元のスマホにMV準備してんすよね。キツい。そいつが持ってるスマホがアンドロイドだったのが尚キツい。
良い音楽は広まりづらいけど、面白いギャグは面白くない奴が勝手に広めまくってくれるもんだから広まりはやっぱり早い。でもグドモから鑑みても、鎮火も早いんですよね。面白いギャグって3回訊いたらつまんなくなるけど、良い音楽は何回聴いても飽きない。そういう差異から「ギャグ性」で広まったバンドは手っ取り早く人気急落します。
こういう系等のバンドの中では、リフとか緩急ついてて面白いし結構好きなんだけれどセンスが無理。なろう系小説をアニメ化した時みたいな気持ち悪さ。気味悪さ。たぶんそういうの大丈夫な人は好きになれるんだろうけど俺は無理。アニメイトでアルバイトさせられるのと同じくらいストレス。キビシイ。
オタクと言えば、このバンド邦楽ロック方面では全然名前を聞かないんだけれど何故かアイドル方面で露出が多かったりする。コラボしてたり対バンしてたり。
だからば女性ボーカルだからかアイドルオタクからの支持もあるそうな。ますます距離感が遠のく話だ。
話をまとめるならば、アニメイトでバイトしてるお調子者を見てる気持ちです。
そんな人を好きになる誰かもいるんでしょうけど俺は苦手。嫌い。
でも結局俺も「嫌いだ」と言いつつ記事にしてしまっているわけで、彼らのプロモーション作戦にずっぽしハマっている。
嫌いな上に俺の負けです。さようなら。