バンドにかける広告費は無駄では / 雑談01 残響レコード BASEMENT-TIMES
残響系、という言葉をご存じだろうか。これを読んでいる20代のみなさんにはきっと馴染み深く響く言葉だろう。しかし逆に今の中高生にはあまり聴きなれないかもしれない。
残響を知らんという浅学無知蒙昧のキッズのみなさんに説明すると、9mm Parabellum Bullet、cinema staff、the cabsなどを輩出し、2010年前後の邦楽ロックを"残響"一色に染め上げたインディーズレーベルだ。
当時を知る人ならば「あの時代は凄惨だった…」とネガティブイメージで思い出す人も少なくないだろう。僕もそうだ。残響が売れてしまったせいで、本当に残響っぽいバンドばっかり跋扈してアマチュアもレーベル所属バンドもみんなジャズマスターやテレキャスターで変拍子・複雑アルペジオだった。仲良くみんな一緒に頭がおかしくなっていた。
いまだにそれらのギターばかり邦楽で使用されているのは、あの一時の残響ムーブメントの余波で間違いない。
今KANA-BOONと同世代か5歳下ぐらいのバンドがこぞってダンスロックをやっているのと同じような状況だ。いや思い返せば当時の方がむしろ瘴気が濃かった気がする。
そんな残響レコードから
「BASEMENT-TIMESさん、面白いことやりましょうよ」
とお話をいただき今回、残響レコード社長兼、te'のギタリストである河野章宏氏と、雑談させていただく運びとなった。
「面白いことやりましょう、って言ったな…?」
との、言質を良いことに訊いたらまずいこと、言ったらまずいこと、今までどの音楽誌も言えなかったことをバシバシ投げかけさせてもらった。すみません、これで何か問題になっても全部残響レコードのせいです。よろしくお願いします。
今回でた話題
・河野章宏は待ち合わせがヘタ
・邦楽がこうなったのは残響のせいでは
・残響レコードに残響系を送ってくんな
・"残響系"という言葉
・広告費なんかかけなくても売れるバンドは売れる
・ナタリーめ
・かわいい女の子
3時間分録音したのであと数パートに分けて今後もこちらにて更新していく予定。以降トップには表示せずこっそりやっていく予定なので、興味を持たれた奇特なみなさんは僕のツイッターか何かでチェックしていてくれればと思います。