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2017/09/12

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新鮮!畑が生んだ農業ユニット トランスファーマー

調べると図ったかのように、もしかして『トランスフォーマー』?と出てくるが、見紛うことなかれ『トランスファーマー』だ。

痴漢者トーマスというゲームがあったが、農業ユニット『トランスファーマー』は何か同じようなバイブスを感じざるをえない。

親父ギャグのそれかもしれないし、企画モノのAVのそれかもしれない。

私はこういう超くだらないバンドが大好きである。

トランスファーマー

愛知県愛西市を拠点に活動する農業ユニット、トランスファーマー。Voじゅんは蓮根農家、Gtしゅうへいは食品関係の仕事をし、祖父母が三重県でハマチの養殖を営む。ひらっちはJA職員で、家は47年間無農薬野菜を生産、みさは蓮根PRガールとして活動。「食育」「命の大切さ」「農業活性化」をテーマに全国的に活動。

(公式HPより引用)

完全に祖父母の情報いらんだろ。

この文章から音楽的な要素が読み取れるとするならば、ボーカルとギターがいることぐらいだ。

しかし、唯一無二の世界観がむにむに量産されている昨今の世の中で、このプロフィールは人間味に溢れている。そして土臭い。

どうもアーティストというものは神格化されすぎていないだろうか、『ワンOク神!!!セカOワ神!!!』

どんなけ神いるんだよ。八百万の思想か。落ち着け、アーティストだってウン○コするんだ。

モノを食べ、100%栄養が吸収され、汗と二酸化炭素で老廃物の全てを排出される。そして排泄機能のない肛の門が一等星のように尻の間に。

んなわけない。みんな生活感のあるホモサピエンスだ。

それを鑑みた上で、彼らのプロフィール。

Voじゅんは蓮根農家、Gtしゅうへいは食品関係の仕事をし、祖父母が三重県でハマチの養殖を営む。

ほうら、見えてきただろう。蓮根を片手に汗を流すボーカル、じゅんの姿。

収穫のために朝早く起き、落ち着いた時間で作曲、練習、ライブ活動をしている姿が想像できるだろう。生活が見えてくるだろう。

今だかつて『食の大切さ』を訴えかけたバンドがいただろうか。

 

SEX MACHINEGUNS - みかんのうた

いたわ。ごめん。

 

さぁ、本編。

 

トランスファーマー - ふるさと

 

ボーカルの着ているTシャツが"Surf Days"なのが、じわじわくる。

凝った展開、コード進行が流行りの昨今に、渾身のストレート。ど直球な楽曲がとてもいい。演奏は上手いわけではないが、そこもいい。

PVの影響も確実にあるだろうが、これだけ人間性が楽曲に出ていると聴いている側としても清清しい。

実は彼ら、海外公演を予定している。

2015/8/4〜8/8 イタリア、ミラノ万博「食の祭典」日本館のステージに出演決定!

その日、偶然イタリアにいる方はぜひライブに足を運んでほしい。

日本の食文化を背負ってのライブ、彼らなら任せられる。そう思われての抜擢だろう。

それほどに人を惹きつける温かい人間味が、彼らにはある。

トランスファーマー - 春風

私イチオシの楽曲である。オリコンに入ってきても全く遜色ない爽やかなポップチューンである。

ストリング同士の掛け合いもさることながら、リードギターのフレーズとの絡みも心地よい。

 

話は変わるが、公式HPではボーカルJUNが作った蓮根を販売している。

renkon

知名度は確実に低いが、こういうアーティストもいる。ということだけでも認知していただけたら幸いだ。

さらにもう一歩、蓮根をお歳暮、贈物、おせち料理、家庭料理、話のネタにいかがだろうか。

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