ダサい! 在日ファンク
今回は在日ファンクを紹介しよう。
在日ファンク(ざいにちファンク)は、ボーカル浜野謙太を中心とした日本の7人組のファンクバンドである。
ジェイムス・ブラウンから流れを汲むファンクを 日本に在りながら再認識しようとすることから在日ファンクと命名。
在日って言葉聞いただけでやたら反応するやつが知人にいたが、もうそんな心の小さいやつは○○を○○して○○してやりたい気分だ。
頗る気持ちのいい、日本在住のファンク野郎だ。
うまいことダサい。ダサかっこいい。いや、超かっこいい。
言葉で説明しよう。
ジェームスブラウンのアップテンポな曲に頗るしょうもない歌詞がかぶさった音楽。
韻を踏むというよりもはや駄洒落、おやじギャグの域の歌詞。
私は大好きである。
紹介するのは、この曲しかない。この曲がハマれば全部いけるはず。アルバムを買ってしまえ。
『爆弾こわい』
キレッキレのギターにベース、渋く決めると思いきやノリノリのサックス、トランペット、トロンボーン。
真ん中で踊るチャーミーなおじさん。いい顔をしている。全員キャラが立ちすぎている。それはもう"こわい"ぐらいに。
ファンクというジャンルは現代日本ではロックに比べるとマイナーである。それは間違いない。
それを再認識させようという心意気、最高にかっこいい。
彼ら自身ファンクが大好きなんだろう。
しっかりファンクを聴いて出来た土台にがあるからこそのおもしろさだと思う。
せっかくなのでジェイムスブラウンも聴こう。
観客が楽しそうだ。きっと動画見てるお前もニコニコしてるに違いない。
さて、在日ファンク、しょうもない歌詞。と言ったが、歌詞も面白い。
爆弾こわい
ってめちゃくちゃ面白くないか?
『爆弾』っていうのは政治的なアレだったり、国際間のアレだったり、宗教的思想的アレだったり、で論議されることが多いだろう。
彼らは違う。
爆弾こわいから反対!!!
その通りじゃないだろうか。究極的に、爆弾がこわいからダメなんじゃないだろうか。
『うえきの法則』というマンガに出てきて印象に残っている言葉がある。
生まれながらにして強い力を持ってしまった無垢な少年を閉じ込めるシーンだ。
『悪いことをした人が何故刑務所に閉じ込められると思う?それは…怖いからだよ』
色んな法律だったりも、根底を探れば『こわい』からなのではないだろうか。
そんな難しいこと言わずとも、爆弾はこわい!だから理論武装で爆弾の不必要性を語るより、
みんなで『爆弾こわい』と叫ぼうという姿勢、かっこよくないだろうか?
ちなみに私もこういうインパクトのある一言を探しているが中々見つからない。
最後になったが、vo.ハマケンこと浜野謙太は、俳優・バラエティタレントとしても活動している。
わかるだろ?エンターテイナーな彼の率いるバンドとあって、ライブが面白い。MCが面白い。
おすすめだ。
ライブ版、爆弾こわい。
みんなでこわいって言おうぜ。
走ってる?ミスってる?そんなんどうでもいい。超ダサい、彼らは最高だ。