弟と元カノとバンドやってます。The Subways
(出だしの画像からもうヤバい)
タイトルのまんまだ。
The Subwaysはギターとその弟と元カノ、というごく狭い人間関係で構成された骨太ロックバンドだ。
滅茶苦茶かっこいいし、弟と元カノとやっているし今日は彼らの紹介をしよう。
ロック
(彦摩呂に似てるのがお兄ちゃんで、残った二人が元カノと弟だ)
ワオ、シンプル。ロックの原点に立ち返ったような真っ直ぐなサウンドだ。正統派ブリティッシュロックバンドさながら、といったような様相だが、あえて正統派じゃない所を挙げるとしたら元カノと弟成分か。いやそれはそれで最高にロック。ロックだろ?そう思わないか?お前元カノと弟とバンドやろうって思うか?ん?
The Whoを連想させるSGのソリッドな歪みとシンプルなギターワークに弟のドラムリフと元カノのコーラスが悲しいくらいベストマッチだ。こんなにカッコいい元カノと弟もそういるまいて。
弟も元カノも楽しそうでなにより。この時はまだ付き合ってたのかな。
音楽性については逆に説明が難しいくらいにシンプル、ここまでシンプルなバンドも最近じゃ珍しい。パワーコードのリフを中心に一度聴けば覚えられるような簡単かつインパクトのあるメロディ一発で成り立っている。強いて言うなら初期楽曲はシャッフルの曲が多く、後期に行けば行くほどUKロックから遠のきアメリカンな雰囲気が強くなっていっている傾向にある。
こんなにカッコいいのになぜこのメンバー構成。友達がいなかったのだろうか。
ちなみにライブはめちゃめちゃ下手。ドラムはリズムキープがぐっちゃぐちゃだし元カノなんか未だに右手が見てて不安なくらいぎこちない。でもかっこいいんだよ、なんでだこれ。きっと楽曲のシンプルさは彼らの性格・趣向だけでなくこの演奏力からも起因していると思われる。でもいいんだよロックだからな。
なんだか勇気が湧いてこないかい。ロックはこれでいいんだよ。
これを読んでいる君も今すぐバンドをやろうぜ。
メンバーなんか元カノと弟で十分だ。
Yfe Records (2015-02-09)
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