全性別全年齢対象ラウドロック、打首獄門同好会
打首獄門同好会というバンドをご存知だろうか。
少々おどろおどろしい字面のせいで手をこまねいている人が少なからずいるだろう。
少なからず私もそういうところがあって、妖怪かなんかの類の名かと勘違いしていたころがあった。
だが実際は本人ら曰く「名前はアレだし音もアレだが内容はユルい」といった具合にアレしている。
あなたがこの記事を開いたのもなんかの縁だ、これを機に是非打首獄門同好会の音楽と世界観に触れていってもらえると幸いだ。
全性別全年齢対象ラウドロック
打首獄門同好会 - フローネル
風呂に入って寝ることの喜びを高らかに歌い上げている。
完全に人生をトクしてるタイプの人達だろう。
合いたくて震えるティーンネイジャーから、月イチの風俗通いが生きがいのオッサン、人生の選択ミスで散々な目にあってるヤツまで、みんなみんな風呂と寝る喜びを知っている。
そう、打首の世界観は聴く人を選ばないのである。
これが彼らのスタイル。
「生活密着型ラウドロック」である。
食い物の歌が多い
「生活密着型ラウドロック」なのだから当然といえば当然だが食べ物の歌が非常に多い。
最新シングル「日本の米は世界一,New Gingeration」の「日本の米は世界一」はタイトルどおり紛うことなき食べ物ソングである。
また「New Gingeration」も岩下の新生姜についた歌い上げる食べ物ソング、しかも岩下食品の社長の公認までとっているらしい。
ちなみにコチラが岩下食品の社長さんの「New Gingeration」発売にに寄せた記事。愛に溢れている。
みんな大好き、ラーメン二郎の歌、「私を二郎に連れてって」も当然のようにあるぞ!
そして打首獄門同好会を語るに外せないのがこの曲、デリシャススティックである。
打首獄門同好会 - デリシャスティック
まあ要はうまい棒を少し捻って英語にしてデリシャススティックと、そのまんまなタイトルの食い物ソングだ。
ライブの際には観客にうまい棒が支給される。
音楽だけでなく、ファンの胃袋まで満たしてくれるバンド、それが打首獄門同好会。
良いバンドだ。
ちなみによく訓練されたファンは支給されるにも関わらず、うまい棒を持参してくる。
溢れる文才
打首獄門同好会のホームページのバンド紹介文が非常に秀逸である。
というかバンド自己紹介文にて笑らうことになるとは思ってなかった。
こういった場合は特に面白い部分をピックアップするのが一般的であるのだが、
彼らの紹介文、どうしても捨てる部分が無く、全文引用すると色々アレなのでリンクという形にて失礼させていただこう。
ライブでの言動やパフォーマンスはもちろん、ホームページの文書まで面白いとは、さすが打首、ぬかりがない。
生粋のエンターテイナー
ここまできたらもはや言わなくてもわかるが、彼らライブもめちゃくちゃ面白い。
打首獄門同好会 - カモン諭吉
秀逸なライブ映像ばかりで選定に困ったが、私のチョイスはコレだ。
見所は中盤のコールアンドレスポンス、バンドメンバーと観客、会場全体が一体になって福沢諭吉への愛を叫ぶ。
ここまで全員の気持ちが一つになったコールアンドレスポンスは初めてである。
いかがだっただろうか。
これが打首獄門同好会である。
完全に色モノの類のバンドではあるが、そんなことどうでもいいぐらい楽しいバンドである。うまい棒配るし。
因みに私が一番好きな曲はコレ。
打首獄門同好会 - 88
ツッコミどころが沢山あるが、とりあえずAメロの寺の名を歌う部分が妙にリズミカルで気持ちいい。